朝4時に起き、集合場所に向かった。
昨日の夜、同じ宿の人がずーーーっと、嗚咽してめちゃくちゃうるさかった。
きっと薬物の過剰摂取と思う。
マリファナを吸いすぎたようだ。
ちょっとした手間を面倒に思って、日本からわざわざ持ってきた強力虫除けを使わず、持って行かず。
これがこの後悲劇を呼ぶ。
時間通り各宿からゾロゾロと集まってきた。
俺がローカルバス(送迎だけ)と思って頼んだのは、どうもツアーらしい。

そしてティカル遺跡からの戻りが11時半発と言っている。
出来れば余裕を持ってキルグアに向かいたいので、おばちゃんのところに11時集合したい。
困った。
あれこれ考えているとバスの中でガイドがいろいろ話している。
「入口でもチケットは買えるけど、オンラインで購入した方がどうたらこうたら」
で、となりのにいちゃんに「オンラインで買う方がいいのか?」って聞いたらそうだという。
なので、おれも従った。
購入サイトはこちら。
いろんな種類があるけど、メインのチケットで十分と思う。

メインはこれで大丈夫



無事チケットを購入できたはず。
ところが、さっき聞いた兄ちゃんや、前に座っている姉ちゃんが何やらトラブっている様子。
こんなときは様子見がいいので、ティカル遺跡までの約1時間ちょっと寝ることにした。
声を掛けられ目が醒める。
入口に着いたようだ。
皆が降りるので付いて降り、同じように列に並び6時の営業開始を待つ。

ほぼ時間通りにスタッフがカウンターに付き、チケット購入の手続きを開始した。
みなパスポートを見せて、お金を払ってチケットを買っている。
何となく気になったので、先ほど買ったオンラインチケットのメールを見せたら「お前はOKだ」と。
危うく2重で購入するところやった(笑)
言葉が分からんとこう言う時に苦労するけど、長年の慣れと経験で何とか乗り越えている(笑)
バスに戻ると確かに全員がチケット売り場に来た訳ではないようで数人は残って座って待っていた。
本当なら俺もバスでのんびり待っている側やったんやと思うと眠たいだけに悔しかった。
さて、バスの乗り込みさらに30分くらい進むとティカル遺跡の真の入り口に着いた。
「お前は1人やから11時半にこのレストランで待っとけ」とだけ伝えられ別行動開始である。
因みに、フローレスから送迎だけでQ100(約2,000円)、ガイド付きでQ150(約3,000円)。
※グアテマラ通過ケツァールは、Qで表記するらしい。
にしても暑い!この暑さは何や??湿度もめちゃくちゃ高い。
何もせんでも汗が出る。
今は乾季ではないのか??
あとでわかったんやけど、同じグアテマラでもアンティグアと違い、ここは熱帯雨林。
蒸し暑くて当然で、ジャングルなので蚊が多いのも当然である。
当然、ブッスブスと刺されて、虫除けを省いたことを猛烈に後悔した。
さて、マヤ文明最大級と言われるだけあって、ティカル遺跡はめちゃくちゃ広い。まずゲートから最初の遺跡までが遠い。
ゲートで地図が売っていてつい買ってしまったけど、冷静に考えると5USD(約750円)はクソ高い。
その地図、ティカル遺跡の湿気ですぐにヨレヨレ(←関西特有の表現??)になった(笑)
しかし、どの遺跡を見ても思うんやけど、何で滅んだんやろ?と思って調べたら、このティカル遺跡に関しては滅んだ理由も謎らしい。
マヤ文明最大級の古代遺跡がティカルである。中米グアテマラの北部のジャングルに位置し、巨大な神殿ピラミッド群で知られている。
ティカルは、マヤ中部の有力な都市国家の一つで、4世紀から9世紀頃まで繁栄した。最盛期は、約120平方キロの広さに、約6万人が居住していたという。
9世紀末、ティカルは突然歴史の舞台から姿を消してしまう。この頃、他のマヤ中部の都市も相次いで衰退したらしいので、一説では特別な事情がこの地域を覆ったと言っていた。これが「マヤ文明消滅の謎」と言われている。
その後、ティカルの巨大都市はジャングルに埋もれてしまった。
それが原因でティカル遺跡はスペイン人らの侵略や略奪の被害に遭うことなく、当時の建造物がほぼそのままの姿で残った。ティカル遺跡が再発見されたのは、17世紀末、ひとりのスペイン人神父がジャングルで道を見失い、偶然たどり着いたときらしい。本格的な調査がおこなわれるようになったのは、19世紀になってからだ。


見えている高いピラミッドは2号神殿でハサウ・チャン・カウィール王の妻の為に作られたらしい。


1号神殿の大ジャガーの神殿。高さ51メートル、9層。

2号神殿から見た1号神殿。


5号神殿。今は登れない。

1号神殿を裏から見た。

概ね、2時間くらいで見て周れる。止まらなければ(笑)
と言うか、オレは蚊に噛まれるので立ち止まれない。ほぼ動き続けるしかないので2時間くらいで回れたし、”遺跡群”とされてる小さな神殿は無視した。

野生(らしい)クジャク。
9時半ごろ、入り口ゲート付近に戻ってきたので、このまま街に帰ることにした。
バスの時間を聞いたら、10時過ぎには出発するらしいので、それに乗ってティカル遺跡を後にした
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