7時間のバス旅、ブラジル最大の都市・サンパウロを歩いてみた

リオデジャネイロ最後の朝。
次の目的地はサンパウロ。高速バスで約7~8時間の移動。

少しでも早く出発したかったので、朝7時にはバスターミナルへ到着した。
チケットは2階にある各バス会社のカウンターで購入するスタイル。

ちょうど7時10分発のバスがあったので、その場でチケットを購入し、乗り場へ向かった。

何度か書いているけど、南米の長距離バスはとにかく寒い。
真夏なのにダウンジャケットを着込み、ユナイテッド航空でもらったひざ掛けまで使うという謎のスタイル(笑)

それでも寒い。

何度乗っても、この冷房だけは慣れない(笑)
寒さに耐えながら、時間が過ぎるのを待った。

途中、一か所だけサービスエリアで約30分の休憩があった。

乗客について行くと、ゲートがあるのに誰も止まらず通っていく。

「どうやって通るんや?」

よく観察すると、ゲート横の機械から分厚いプラスチックキーを抜き取るとゲートが開く仕組みだった。

そのキーを持ったまま好きな料理を選び、レジでキーを読み取ってもらう。
食事を終えたら出口のレジでまとめて精算し、再びプラスチックキーを受け取る。
最後にそのキーをゲートへ差し込むと出口が開き、バスへ戻れるというシステムだった。

リオへ向かう時、夢うつつの中で長時間停車していたのは、きっとこのサービスエリアやろう。
時間になると運転手が乗客全員の人数を確認し、再びバスは走り出した。

14時頃、サンパウロ・チエテ・バスターミナルへ到着。

何度か書いたことがあるけど、一度訪れた街へ戻ってくると、どこか懐かしい気持ちになる。

今回の宿は、バスターミナルから徒歩数分のHOTEL PAULISTANO Parque Anhembi
ただ泊まるだけのめちゃくちゃ狭い部屋。けど、朝食付きで温水シャワーはちゃんと出ます。

チェックインを済ませ、荷物を置いてすぐ観光へ出かけた。

本当はメトロやバスで行こうと思った。

しかし、券売機ではクレジットカードがうまく使えず、窓口でも「現金のみ」と言われてしまう。
結局、メータータクシーで向かうことにした。

目的地はサンパウロ美術館(MASP)。

ここにはゴッホやルノワールなど世界的に有名な作品が展示されており、それらを驚くほど近い距離で鑑賞できることで知られている。

まずは本館横のビル地下でチケットを購入。
入館時には手荷物検査があり、その後エレベーターで上階へ。
たしか8階だったと思うけど、好きな順番で展示室を巡ることができた。

続いて本館へ。

作品との距離が本当に近く、筆のタッチまでよく見える。
美術に詳しくなくても、その迫力には圧倒された。

ゴッホ

美術館を後にし、今度は日本人街として有名なLiberdadeへ向かった。

海外で日本語の看板や漢字を見ると、やっぱりどこかホッとする。

日本食レストランや和菓子店、アニメショップが立ち並び、露店ではKUSHIYAKI(串焼き)やHOT ROLL(揚げ巻き寿司)なども売られていた。

せっかくなのでHOT ROLLを食べてみた。

……めちゃくちゃ不味かった(笑)

その一方で、アニメショップは想像以上に充実していた。
人気はドラゴンボール、呪術廻戦、そして意外にも聖闘士星矢。
ブラジルで今も人気があることに驚いた。

その後は宿まで歩いて帰ることにした。

途中で立ち寄ったのが、カテドラル・メトロポリターナ

到着した頃にはすっかり夜になっていた。
さらに歩いていると、露店が立ち並び、多くの人で賑わう通りに出た。

「何の街なんやろ?」

そう思いながら通り過ぎたが、後で調べると、そこはサンパウロ最大の市場だった。

デーツにイチゴをはさんで食べさせてくれた。

ブラジル各地から集まる果物や食材が並ぶ、有名なマーケットだったらしい。

さらに宿へ向かって歩くと、今度はホームレスが大勢集まる通りに出た。
昼間の賑わいとはまったく違う光景だった。

さすがに夜の風景を撮れなかったので、翌日明るくなって徘徊した時の写真。

昼間の光景はゴミをあさって食べられそうな果物や使えそうな壊れたサングラスなどを見つけていた。

煌びやかな美術館、日本人街の安心感、そして夜の街の現実。
サンパウロという巨大都市の光と影を、一日で見たような気がした。

国立サッカー競技場。

Beco do Batman

サンパウロのヴィラ・マダレナ地区にある、壁一面を鮮やかなグラフィティが彩るストリートアートの名所。路地を歩くだけで、サンパウロの自由でエネルギッシュなアート文化を楽しめる人気スポット。

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