子供たちのきずな!

夜中、何度か目が覚めるくらいの落雷と雨の音。

4時起床、みんな起きて支度を始める。
朝の体調チェックでは、みんな高度障害は出ていない様子。

小屋の前でご来光を見て、ご飯を食べて、出発です。

今日は午後から雨予報なので、タイムリミットは11時頃。
つまり、9~10時に登頂すれば、大成功と言えます。
最高地点の剣ヶ峰(標高3,776m)は、子供たちのペースや、天候を考え、オプションにしました。

予定より30分遅れの、5時半にスタート。
登り出しは、大人でも疲れやすいので、こまめに休憩を取りながら登りました。

photo:鈴木千花

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雲の上を歩いている様な写真 photo:鈴木千花

この雲が近づいてくる前に登頂したい photo:鈴木千花

約1時間で、八合目の池田館に到着。

photo:鈴木千花

ここには富士山衛生センター(診療所)があります。

山頂が見えていることを子供たちに伝える photo:鈴木千花

ヨシヤの体調が気になる

八合目から上は浅間大社の境内となります。

photo:鈴木千花

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photo:鈴木千花

旧鳥居の脇を通り、登っていくと、約50分で、万年雪山荘(標高3,400m)に到着します。
この小屋の横には、万年雪があり、子供たちは夏でも溶けない雪に驚いていました。

この小屋のすぐ上にも鳥居があります。

ここで、ヨシヤが自分の判断で下山を決意しました。
標高3,400mで下山を決意。
仲間3人が先を目指す中、自分の状況を冷静に判断し、悔しさや葛藤の中、決断するのは本当に勇気がいったと思います。
おれも、エクアドルや、スイスで経験しているのでよくわかります。
当時は、三ツ堀さんに言われた【登頂したから成功でも、下山したから失敗でもない】って言葉に救われたんやけど、要は、自分の納得度がどこにあるのか?です。
まさに今回、自分が納得してやり切れたのであれば、それは失敗ではない。

『ヨシヤの分も頑張ろう!』
って子供たちが話していました。
でも、3,400mを越えると、さすがにキツいようで、子供たちの休憩も弱音も増えてきました。

しかし、登り出して4時間半、最後の鳥居を通過!

無事登頂することができました。

photo:鈴木千花

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山頂で、出会ってまだ1日程度の子供たちが、
『ヨシヤに山頂の石持って帰ったろ!』
って話しているのを見て、

″すでに4人で1つのチームになってるんやなぁー、あぁ〜いろいろあったけど、開催してよかったなぁ〜”ってしみじみ思い、込み上げる熱いものを感じました。

こんなご時世に、子供の背中をそっと押してくれた保護者、賛否ある企画に賛同してくれた猪熊さん(ヤマテン)、三ツ堀さん(フェリーノジャパン)、室野さん(そらのした)、いろんなアドバイスや指摘をくれた多くの企業には本当に感謝しています。

ありがとうございました。

photo:鈴木千花

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