7:30起きて準備開始。
今日こそはコルキャンプ(C2)に上がる。
8時の日の出を待って寝袋等を乾かす。
SPO2などは90%/103。
乾かしている間に話を切り出した。
ここ数日からモヤモヤしていることを吐き出した。
行動するペースや、行程、スタイルの違い、メンタルアップの大口に対するプレッシャーなどなど。
議論ができない仲ならきっとこの先、日本国内であっても一緒に登ることはできないと感じたから話した。
仮にこのメンタルのまま登頂できたとしてもきっとそれは失敗。
俺たちがいつもよく言っている「登頂できなくても失敗じゃないし、登頂できたとしても成功じゃない」
「自分たちの納得度、やり切った度がどうか」ってやつ。
”片山はフォローだけしとけ。後は俺に任せろ”って思っているなら俺はそんなガイド登山をしたいわけではない。
10時ごろBCを出発し、12:30モレーンキャンプ(C1)に着いた。
氷河の水を飲んでもスッキリしない。やはり定番のアミノバイタルや粉末アクエリアスを持ってくるべきやったとめちゃくちゃ後悔した。
15:40デポ場所のセラック下に到着した。
さて、ここから約23kgを背負って登るがこの標高ではなかなかキツい。
ちょうど上から下山者が懸垂下降で降りてきた。
俺らは荷物が重いのでロープを出したが、通常ならロープは不要かな?と思った。
そしてコルキャンプ(C2)直下に来て唖然とした。
”どこ登るんや?完全にアイスクライミングやん”
完全な垂直アイスクライミングで何ならやや被り(笑)
相談し、三ツ堀さんが空身で抜けてその後荷揚げするスタイルにした。
すでに日が暮れて真っ暗なセラック帯で三ツ堀さんが登って行ったけど、「なんだよこれ!ガチのアイスじゃん!」って雄叫びを上げる。
1段上の終了点からコールの無線が入る。
三ツ堀さんのザックにロープを付けて、荷物の引っ掛かりを俺がもう一本のロープを引いて交わす。
何とか、1つ目のザックは上がっていった。
次は俺と俺の荷物の番。
これがまた中々苦戦して思うように上がって行かない。
やはりテント2つを有効に使って、荷物を小分けにして、小刻みに標高を上げるべきやったやん!
時間的にも荷揚げの分量的にも余裕が出来ていたはずやのに、、、。
こんなことがあると余計にイライラした。
終了点に辿り着き最後の30mの登攀に入る。
ところが、セルフに束ねていたロープがフォロー中に流れ落ちて、そのロープがクレバスの中で引っかかり動かない。末端を解いて1本で引いても動かない。
やむなく残置してもう一本で登攀。かなり格闘して21時コルキャンプ(C2)に着いた。
コルに横たわったら満天の星空やったけど、そんなことよりも緊張が解けたらめちゃくちゃ寒くなってきた。
SPO2などは63%/99。
テント建てて飯食って早々に寝た。
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