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マトンおいかったなぁ~。
また食べたいなぁ~。
とか思いながら宿に向かった。
アンソニーとお昼ご飯を食べる約束をしているんやけど、ひとりで自由に回る方がおれには向いている。
宿を覗いて居なかったらそのままひとり観光を続けようと思った。
よしっ!居ないっ!(笑)
ひとり観光続行っ!
朝から回った遺跡は、”ブカラ歴史地区”として世界遺産登録されていて、そのほとんどがブカラ中心の旧市街に集まっています。
ただ、チヨル・バクル廟、バハウッディン・ナクシバンディ廟は、ブカラ中心部から東西の離れた場所にあります。
チヨル・バクル廟は西に8km、、バハウッディン・ナクシバンディ廟は東に12km。
感で選んだチヨル・バクル廟に行くことにしたんやけど、両方行けばよかったと今は後悔しています。
後で調べたところ、バハウッディン・ナクシバンディ廟は、中央アジアのメッカと言われていて、中央アジアの巡礼地としてとっても神聖な場所なんやて。
チヨル・バクル廟
ここは、ブカラの歴史に名を遺す、多くの人が眠るお墓がある場所。
預言者ムハンマドの子孫を祭るお墓を、この場所に建てたことから神聖な場所とされ、モスクやメドレセなど今では30もの建築物が建っているそうです。
この遺跡は、高い塀に囲まれていて、入り口は1つしかないんです。
これも、他の建築物には見られない特徴です。
中に入ると、動物園?的な檻がありました。
覗いてみると鳥しかいない(笑)
クジャクとか、にわとりとか、あひるとか、ガチョウとか。
奥に入っていくと、おじさんが声を掛けてきた。
『あの建物の上に上がれるぞ。お前中国人か?』
「おれ日本人」
『いま2人の日本人が上に上がってる。お前も行くか?』
「行かない。」
『行く?』
「いや、行かない」
なんかピンと来たんです。
行く!って、言ったら、登ったあとでお金を請求されて、時間が無駄になりそうって。
途上国あるあるですよね。
適当にあしらって見学を続けていたら、上に上がれる入り口がありました。
おじさん居ないし、許可を得る必要ないやろ!って勝手に上がってやったわ(笑)
上にはたくさんの部屋があって、入り組んでいて中々楽しそう。
ふむふむ、こんな感じなのかって見ていたら、さっきのおじさんがすんごい勢いで上がってきた(笑)
おれは身を潜めて、おじさんがさらに上へ駆け上がって行った隙に、下に降りた。
『ミスター!ミスター!』
って、叫んでるのが聞こえる(笑)
やはりお金目当てやったんか?
真相は知らんけど!
この遺跡の奥は、蜂が多いんです。
日本でも、住宅街に巣を作るよく見る蜂ね!
おれ、ミツバチ飼ってるし、はちみつ採る時に寄ってくるスズメバチでも怖くないのに、小さな蜂が怖いわけないやん?
いたずらしなかったら基本刺されへんし、刺してみろやっ!的に普通に見学してたらね、
刺されたよ?(笑)
見学終えて旧市街に戻るとき、タクシーの運転手に「ハンバーガー屋さんに寄って」って伝えた。
ちゃんと寄ってくれたんやけど、一緒に店に入って注文するから
”あ、こいつも食べるんや。待ってるだけやとヒマやしなぁ。”
って思って一緒に食べた。
会計の伝票が1枚で来たから俺の分だけ払おうとしたら、
『(ポケットの裏地を見せながら)いま持ってないから後で払う』
「車から取って来いよ!」
『あとで渡すから』
って結局、俺が立て替えた。
タクシーが宿の近くで停まったので、
「ハンバーガー代くれ」
って言ったら訳の分からん事をまくし立ててくる。
そっから大ゲンカですよっ。
それを聞きつけた近所の宿から人が出てきて、運転手が事情を説明しているけど、明らか自分都合のいい話。
寄ってきたやつらがおれに
『あんたそれくらいいいやん』
的に俺を説得し出す。
「ほな警察行こや!」
『警察呼んで来い!』
って、へらへらしながら言うから、イライラ限界!
センターボックスにお金を入れてたの見てたから、運転席に乗り込んでセンターボックスからお金を鷲掴みにしたら、こいつもやっと真顔になった。
そうそう、その顔いいねぇ~
こっからこいつとつかみ合い、押し合いで、もう少しでド突いてしまいそうやった(笑)
このやりとりで分かったんです。
おれの高性能バトルスカウターが、こいつ弱いって、言ってる。
普段の俺でも負ける気せんのに、数日前までかりん塔(7,000m)に居た俺やで?
酸素の多い下界でパワーみなぎってるしなっ!
横を通った別のタクシーがどうした?どうした?って停まった。
観光客がなめられんように!
日本人がなめられんように!
こうなったら徹底的にあばれてやろうって思ったら、このタクシーの兄ちゃんはいい人やった。
『一緒に警察いこっ』
って、おれとあわよくば詐欺師を近くの交番まで乗せてくれた。
このタクシーには別の客も乗っていたけど、、、(笑)
母国語で話しているこいつは、都合よく話しているがよくわかる。
おまけにもみくちゃで、俺がこいつを押したときに、Tシャツの裾が運転席の扉に引っかかって少し破れてる。
そのTシャツを警察官に見せて、おれに破られたことを訴えてる。
「こっちは蜂に刺されたんやぞっ!」
って、関係ないこと叫んでやった(笑)
因みに、ケンカは全部日本語ね。
相手が母国語で捲し立てるなら、こっちも日本語やしなっ!
警察官も店での出来事も、もみくちゃの現場も見てないから、判断に困ってる感じやった。
紙に書いて説明もした。そしたら、警察官が、
『おまえ、レシートあるんか?』
「レシートない。店や。てか店のビデオカメラ見ろよっ!」
って言ったら事態が急変した(笑)
何やらあわよくば詐欺師、乗せてくれたタクシー運転手、警察官が話し出して、結局、乗せてくれたタクシーの運転手が立て替えて払ってくれた。
これでいいやろ?的に乗せてくれた運転手、警察官が握手を求めてきたので応じた。
こいつとも握手しろって、あわよくば詐欺師との握手を促してきたから、思いきり詐欺師の手を払ってやったわ。
因みに揉めた金額19,000ソム、
え~っとね、日本円やとね、
230円!!( `ー´)ノ
なに?(笑)
国境からタシケントまで400km、1,300円くらいやで?
タシケントからブカラまで300km、660円やで?
ドミトリー1泊1,200円やで?
でも、金額じゃないやろ?
なめられたことが気にいらん!
気分悪く宿に帰って、アンソニーに電話したら、『近くに居るから、宿に戻る』って、まもなく戻ってきた。
いよいよお別れかと思ったら、タシケント経由カザフスタン行きの飛行機チケットが買えなかったので一緒に列車でタシケントに行くって(笑)
ブカラで泊まった宿は、”Madina Mehribon(https://madina-mehribon.ru/)”。
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