宿に戻り荷造りをしていると『夕食に出かけるか?』と聞かれたので、
「一緒に作ろう。おれも作るからエクアドルの料理を食べさせて」と提案しました。
そしてメルカド(市場)へ行きました。
たくさんバナナがあるなって思って
「バナナがたくさん」
って言ったら
『タカ、バナナじゃなくてオリートっていうの。形がちがうでしょ(笑)』
と、いろいろ教えてくれました。
俺のアシスタントはカロライン。
教えた通り作ってました。
『タカはこれを着て』って言われて出されたエプロン・・・(笑)
おれの登山食はおいしい日清なので、残った乾麺は全部置いていくことにしました。
で、作り方を教えるために1つ作ったら
『とってもおいしい!』って喜んで食べていました。
カロラインが食卓の準備をしてたらマミータ(お母さんを可愛く言った表現)が
『この子、普段こんなことしないのよ(笑)。よっぽどうれしいのね。』
料理もできました。
『私たちはこの日を忘れない。新しい家族だ。』
『ようこそ!』って。
その言葉を聞いて
「うん!」って笑顔で応えただけだったけど、
家族に入れてくれてありがとう!
おれも忘れないよ!
そんな思いを込めた「うん!」でした。
でもね、おれ謝らなあかんねん・・・
高山病の影響で体調悪くて食欲がないねん・・・
一緒につくろうって言い出したのはおれやのに・・・
そしたら食事の進まない俺に気づいてパピータ(お父さんを可愛く言った表現)が
『たか、どうしたんだ?遠慮するなよ!(笑)』
「うん、でも日本では全部たら食べたらあかんねん。少し残さなあかんねん。」
『ここはエクアドルやぞ?エクアドルでは残すと美味しくないのかと思うんだ(笑)』
パピータ!
それは間違ってない!
ぜんぜん間違ってない!
普通はそう思うやん?
だって、少し残すとかうそやもん。
少し残すのは中国やもん。
でもね、ホントに食欲が湧かないのです・・・(; ̄ェ ̄)
翌日の朝食には食欲も戻って全快。
こんな時に限っておいしい朝食という・・・
たくさん食べたかったのに夕べのことが原因で、食べれなくて困った話しはまたの機会に。
…
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