知床岬トレッキングで準備するものは?

前回、”ダイナミックな大自然 知床岬トレッキング”は、ここをクリック。

季節や、トレッキングスタイルなどによって、大きく変わると思うし、手付かずの大自然で、規制の多いトレッキング(大冒険)。

いろいろと調べ過ぎないことも、醍醐味と思うけど、命に係わることは、事前に想定して準備する必要があると思います。

そこで、 注意点と俺が行った対策を纏めてみました。

地形
※今回のトレッキングで説明すると、主に海岸線を片道20km歩くスタイルとなります。それを踏まえたうえで、解説付けているけど、正確な定義を記載している訳ではないです。

高巻き ・・・ 海岸線通しの歩行が、困難(例えば、丘陵が海までせり出している)な場所を避け、山腹にルートを取り、その場所の上を遠回りして、向こう側に出ること。

・仲間の情報では、高低差150mくらいの高巻きがある。
・環境庁が調査に使ったFIXロープが残置されているとの情報あり。
 
50mロープ、ハーネス、ヘルメット

へつり ・・・ 海岸線通しの歩行が、困難(例えば、丘陵が海までせり出している)な場所の岩肌にへばりついて横方向に動くこと。
渡渉 ・・・ 海岸線通しの歩行が、困難(例えば、ルートが海水に浸かっている)な場所を、濡れながら通過すること。

・へつりを通過中に海に落ちたり、そもそも渡渉で濡れたり。

水着と沢足袋。濡れたら嫌な装備で濡れない様に行動すること自体ストレスなので、最初から濡れていい装備。

動物

ヒグマ

・俺たちが計画した秋は、冬眠に向けて脂肪を蓄える時期で、おなかペコペコやけど、カラフトマスが遡上する時期やから、人間を襲うよりもカラフトマスに夢中らしい。つまり、この時期は高確率で海岸線にヒグマが出てきてるってこと。

熊スプレー、熊鈴。フードコンテナは、重たい(約1.2kg/1個)ので準備せず、防水バックに食料(含む残飯)を入れて、海に浮かべる方法を選んだ。


▲知床にあるルサフィールドハウスでレンタルできます。

キツネ

・川の水は、キタキツネの糞尿を含んでいる(寄生虫エキノコックス)可能性あり。

真水、ガス、ろ過装置。真水を使い切った場合、川水を沸騰させたり、ろ過装置でろ過したり。

その他

電波 ・・・ 拠点となる相泊町から北は、電波が入らず、電話が通じない。

・行動不能に陥った場合、救助を呼べない。

アマチュア無線準備。但し、ハンディ無線の5Wでは気休め程度やし、免許が要ります。

少しでも、受信感度を向上させるため、アンテナを買いに日本橋に行ったんやけど、ついでにいろいろ聞いたら、一番丁寧に教えてくれたお店がここです!


▲日栄無線。日本橋で一番、親切丁寧な無線屋さんと思います。

確実に救助を呼ぶために、準備するなら衛星電話※。
※)イッテQ登山部でお馴染み、天国じじいの貫田さんが勤めているウェックトレック一択。
但し、日本国内では使用できる場所(こちら)が限られているので、注意が必要です。

その他代案
⇒ペキンノ鼻の番屋、二本滝の番屋で漁師が来るのを待つ。
※)秋は、相泊の漁師さんが、カラフトマスを狙った釣り人を上記二ヶ所に渡船しているので、そこで待って乗せてもらう。

⇒発煙筒などでトラブルを知らせる。
※)知床岬周辺の海では、遊覧船が遊覧しているので。

ルサフィールドハウスでもらえるパンプレットも参考にしてください。

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楽しすぎる!!
これが知床岬海岸トレッキング!

次回、”圧力半端ない大自然を全身で感じる!”はここをクリック。

注:備忘的に記載しているブログ記事は、ダイナミックな大自然を味わいたいって方にとってネタバレする可能性があります。次回記事は、特に注意してくださいね☆

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