薄れた記憶の中山尾根

八ヶ岳2日目

やはり、低血圧で朝が弱い俺は寒くなるとすべての行動が遅くなる。
予定時間から1時間程遅れて出発。

今日は赤岳山域で中級と言われる”中山尾根”
おれの古い記憶でも難しいと思わず”初級やろ”って思った中山尾根。

一般道の地蔵尾根登る仲間の彼女とは早々に分かれて、おれらは中山乗越に向いました。

そこから中山尾根に沿って横岳方向を登ります。

しばらくは樹林帯の中を進んで行くと、先行者が1ピッチ目を登攀していました。

右から左上するとⅢ級
直登するとⅣ級

のんびり支度し、登攀開始。
1ピッチ目はテラスから右下に一段降り左上。そして、上部にあるコブ岩の下が1ピッチ目の終了点。(Ⅲ+40m)
しかしⅢ級を登ってもなぁ、、、って思ったので直登するⅣ級ルートにしました。

離陸。

1ピッチ目終了点。

今回はダブルリード方式です。
おれが2人をそれぞれフォローするので2人ともリード出来ます。

2ピッチ目はコブ岩の右か左か。
右は浅い凹角を登るⅢ+級から草付きの登攀、左はⅡ級(肌感覚)程度の草付きです。

適当にピッチ切り。

ピッチ数に入るのかどうか?は分かりませんが、200mほど草付きの歩き区間が続きます。
どん詰まりの岩壁下まで行くとややテラスになっていて、ハンガーがあります。

そこから右に進み凹角を左上するとⅢ+級40m、直登するとⅣ+級50mです。
俺たちは直登ルートを選びました。

ここでトラブル、無線の電池が切れて声が届かない(笑)

岩壁上部から見た図。

これを登ると20mくらいの岩壁です。
左から巻くと歩きですが、岩壁のやや凹角を直登するとⅣ+級です。

そして、また草付きを約40m進むとピナクルです。
ピナクルのフェースⅢ級30m登るとピナクル裏に終了点があります。
左から巻くとⅡ級程度。

ここで一般道側に仲間の彼女が居ました。
寒いのに写真や動画を撮ってくれました。

寒いのにありがと

ここから右にトラバースし一般道に出て終了とするパーティーもありますが、俺らはそのまま岩峰直登で進みました。
岩峰を登っても、凹角を詰めてもⅣ+級40mらしいです。

しかし、強風で声が届かないので、コールの伝達を兼ねて中間岩峰でピッチを切りました。

とりあえず、おれも中間岩峰まで登ります。

小刻みに登ることになったけど、あとはハイマツの歩きです。

オール登山靴&冬季グローブで登攀したので、冬季を想定したいい練習ができました。

最終ピッチを一般道から見ている。

テン場に着いたら日が暮れた(笑)

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