現地ガイドとのリアルなやり取り(費用・ロジ・安全すべて公開)
2026年夏、ペルー・Siula Grande(North Ridge)への遠征を計画しています。
日本からこのエリアの正確な情報を得るのは非常に難しく、現地ロジスティクスは
Peruvian Mountains(Rodolfo Reyes)に依頼しました。
この記事では実際のやり取りをもとに、
- ロバ・輸送の費用
- ベースキャンプ事情
- 盗難リスク
- 現地のリアルな運用
をすべて公開します。
📍 遠征スケジュール
- 7月9日:Lima到着
- 7月10日:Huarazへ移動
- 7月11日:買い出し+支払い
- 7月12日:Cuartelhuainへ移動
- 7月13日:BC入り
👉 仲間と2名のガイドレス登攀
💰 実際にかかる費用(ロバ・輸送)
■ ロバ輸送(Cuartelhuain ⇄ Carhuacocha)
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- ロバ:$10.5 × 3頭 × 3日 = $94.5
※ロバは3頭必須。2頭では引き受けてくれない。ロバの許容重量は約25kg。 - ロバ使い:$15 × 3日 = $45※ロバ使いの食事は依頼者が準備、調理を行うことが必須。これはペルー全域の決まり。
- ロバ:$10.5 × 3頭 × 3日 = $94.5
片道合計:$139.5
👉 往復:$279(合計6日間)
■ Base Campで待機させる場合
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- ロバ3頭 + ロバ使い
- 1日あたり:$46.5
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👉 長期帯同させるとかなりコスト増。但し、早期に氷河衰退を見極めて、北稜から南東壁に転戦する場合は、金額が変わる。
■ 車移動(Huaraz ⇄ Cuartelhuain)
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- $360(往復)
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■ デポジット
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- 総額の20%を事前送金
- 残額はHuaraz到着後に支払い
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■ ざっくり合計イメージ
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- ロバ往復:約$279
- 車:約$360
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👉 合計:約$600〜700(最低ライン)
※食料・チップ・宿泊費は別
🐴 ロバ輸送のリアル
Huayhuashでは「ロバが常に帯同する」という考えは通用しません。
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- 7/13〜15:荷揚げ
- 7/15:撤収
- 7/24〜:迎え
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👉 登攀中は完全自立
🏕 ベースキャンプ問題
なるべく氷河近くにABC設置を検討したが…
❌ ロバが入れない
理由:
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- キャンプ地は固定(コミュニティ管理)
- 自由設営不可
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👉 Carhuacochaが現実解
🔐 盗難リスクと対策
現地回答:
農家の近くにテント設営
チップで見張り依頼
または家に保管✅ 結論
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- 無人放置はNG
- 人に預けるのが基本
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👉 セキュリティ=人間関係
🍽 ロバ使いの食事
❌ 個別に用意 → 不可
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- 同じ食事を食べる
- 食器は本人持参
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👉 文化優先(ペルー全域で共通。当然、アルパマヨの同じ)
🧊 食料事情
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- Huarazでほぼ調達可能
- 冷凍チキンあり
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🗺 地図事情
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- Google Mapはほぼ不正確
- Alpenvereinskarteのみ信頼可
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🧭 ルート(North Ridge)
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- 現地で最終判断
- 氷河衰退の偵察必須(ドローン使用)
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🍽 現地での関係構築
Huaraz到着後、ガイドに食事を提案:
「一緒に食事しませんか?」
👉 これがかなり重要
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- 信頼関係
- 情報の質向上
- トラブル回避
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💰 支払い・信頼性
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- 会社:Peruvian Mountains
- 設立:2007年
- デポ:20%
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👉 RodolfoはTouching the Void関係者
🧠 学び
① Huayhuashは自由ではない
② ロジは最小限
③ セキュリティは人
④ 情報は現地で得る
🔚 まとめ
👉 遠征はロジではなく理解力で決まる
特にSiula Grandeでは
👉 「現地文化・人間関係」が最重要
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