前回、死の道ふたたびはここをクリック。
実は北京に着いたときに新幹線の始発の切符を買っている。
今頃は余裕で下山し、ゆっくりと駅に向かっている予定だった。
まさか2回も登ることになるとは予想もしていなかった・・・。
新幹線に間に合うか??
とにかく急いだ。
急いで下山し、宿で片付け、ロープウェイを使って、バスを使って麓に着いた頃には新幹線出発の20分前。
麓では早朝にも関わらず、すんごい人だかり・・・。
暑い中、かわいそうに・・・(´艸`*)(笑)
でも、おれはそれどころじゃない。
このまま道路に出てタクシー拾ったらギリギリ間に合う計算♪
ギリギリ間に合うことを確信してニタついていたら、そうはすんなり行かなかった。
中国特有というか土産物街特有ともいうべき無駄に長い“みやげ見てけ!”の道のりが。
直線で出口があれば3分で道路に出られるのに無駄に3倍はありそうな道のり・・・
『みやげ見てって!これ要らない??』
そんな声を全部無視して一心不乱に“出口はこっちよ♡”って看板に突き進む。
思い荷物を担いだまま、走って走って走りぬいて、と言っても重たすぎて走れていないけどね(笑)
脇汗ダラダラ、服はベットベトの状態で晴れて日の目を見ることができた!!
と、時間を見たら出発の15分前。
タクシーを見つけて駆け寄ろうとしても速く走れない・・・。
あのタクシーに乗ったらギリ間に合う!
あと少し!
・・・・。
別の客が乗って行ってしまった・・・(@_@;)
こんなことある??
あったんです、こんなこと・・・。
よくあるんです・・・こんなこと・・・。
こんなことの連続です。おれの旅・・・。
そこら辺に居るおじさんたちのバイクに乗せてもらうと新幹線の切符を見せて
「崋山北駅に行きたい!この電車に乗りたい!」
って、声を掛けまくったら、その中のおじさんがタクシーを捕まえてくれた(笑)
運転手に事情を話してくれてんけど、運転手は
『間に合わんぞ。急いでみるけど。とにかく乗れ!』
『9分発の電車じゃなくてもええやろ?違うのに乗ったら??』
『こいつ、切符買ってるねん。だから9分までに駅に行かなあかんねん』
てか、なんでおじさんも一緒にタクシー乗ってるの??
ま、いいや。とにかく急いで!!
でも、
「う、う、運転手さん??反対車線逆走してまで急がなくていいよ??」
「駅に着く前に死んじゃったら意味ないよ??」
でもそのおかげで駅に到着。
小銭が無くて、8元(約160円)に対して20元(約400円)渡したらお釣りを返そうとしてくれる。
こんな時に限ってやさしい運転手(笑)
おつりは要らないよ。それ急いでくれたお礼だよ!!
にっこりとほほ笑む運転手さんを横目にダ~~~シュ!!
駅に入ったのは出発の4分前。
ところが、こんな時に限って荷物検査で
『おい!われ!荷物中みせんかいコラ!』
そうです。
中国では地下鉄でも普通の駅でも新幹線駅でもバスターミナルでも建物に入る前に赤外線の荷物チェックがあるんです。
飛行場であるやつです。
ハイ。
「そんなことしてたら間に合わんやんけ!ボケ!!」
と、言いつつ顔はかわいく満面の笑顔で切符を見せて
「ン?僕日本人ダヨ?間ニ合ワナイノ。通ッテモイイデショ??」
おかげで改札抜けたの2分前(笑)
奇跡!
明らかに俺だけ汗だくでベットベトで浮いてる(笑)
とりあえずひと段落で洛陽龍門駅を目指しました。
次回、世界遺産:龍門石窟はここをクリック。
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