前回、”12日目C3で高度順応”はここをクリック。
体調が良くないので即下山。
ABC(C1)でコーラでも飲んだら元気になるやろって思って。
9時に下山を開始して、ABC(C1)に着いたのが15時。
登りだした時よりも明らかにクレバスが開いている。
C2前では新たな雪崩が発生していた。
クレバス飛び越えた時にアイゼン外れて危うく落とすところでした。
ABC(C1)に降りてきたら、ステファン、ジュリアンも超回復と高度順応を進めるために降りてきていた。
一般的に高標高地からグンっと標高を下げることで身体は超回復し高度順応も一気に進むんです。
無理やり高標高環境に行って身体に叩き込むスタイルの登山もあるけどそんなことできる登山家は竹内洋岳くらいちゃうかな?
持ち込んだ2つのテントは両方使っているのでABC(C1)ではテントがありません。
ITMCのテントを利用すると1泊5US$(約540円)。
「クリスティーナと寝たら?」
って聞いたら、
『100US$よ!(笑) タカ!あなたイカれてるわね!』
って笑ってた(笑)
下山後、北海道隊の仲間(体調不良で下山した方の彼)と話すことができた。
”まだ、僕は行けるんじゃないのか?まだやれたんじゃないのか?”
同じ経験をしたおれには彼の葛藤が痛いほどよくわかる。
以前、俺が救われた言葉を彼に伝えた。
”山頂に立ったから成功でもないし、山頂に立たなかったから失敗でもない。要は自分の納得度がどこにあるのか?今回の挑戦が自分の中で”失敗”って思うのならまた挑戦すればいい”
この日の夜、初めて雨が降った。
めちゃくちゃ寒かった。
ITMCのテント(1泊5US$)を借りて寝ようかと思ったけど、入山時に現金の持ち合わせが少額だったので1泊5US$でも現金を使いたくない(笑)
で、ダイニングに使用しているユルタで寝る事にした。
ユルタに設置されているストーブを点ける事にしたんやけど、石炭に火を点けるのがとても難しく、種火に使う少量の薪を使い切ってしまった(笑)
せっかく点けた石炭の火は夜中には消えてしまって激寒っ、、、。
翌朝、ナターリャたちに叱られた(笑)
『薪がないじゃない!今後の火種どうするのよ!』って、、、。
14日目は超回復と体調を整えるために休日にした。
次回、”15日目まさかのトラブル”はここをクリック。
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