前回、”10日目C3(6,100m)”はここをクリック。
※30日の遠征記録なので記事が長いです。なので、飛ばしたいって方は、目次リンクから読んでください。
・クーヒ・ガルモ準備スタート・・・飛行機の手配、ビザなど準備からの記事。
・41ヶ国目キルギス入り・・・キルギス入り初日からの記事。
・6日目ユーヒナ峰・・・5,100m峰で高度順応した記事。
・17日目サミットプッシュ・・・サミットプッシュした記事。
今日はただの移動。
毎度毎度この行程が堪える。
疲れていて写真も少ないです。
6時間でC3に到着。
この日、北海道から来ている隊と話すことができた。
話しの中で気を付けなければって思ったことは盗難。
この隊、3回デポ(荷物をある場所に置くこと)して、2回盗難、1回は未遂の被害を受けていた。
盗難を受けた内の1回が、ここC3(6,100m)で食料と燃料。
雪に埋めてデポしていたのに、C3に戻ってきたら無くなっていたらしい。
C3に滞在している他の隊に聞いて回ったら食料や燃料を分けてもらえたので計画が大きく狂うことはなかった。
未遂に終わったのはロープでこれも被害を受けていたら計画が大きく狂うことになる。
安心してデポ出来ない山ってだけで計画の立て方が変わる。
C3では挑戦を終えた他の隊が残していった食料や燃料は1つのテントに纏められているので無料で利用できる。
それを知って思わず「COKE ある?」と聞いてしまった(笑)
アコンカグアでは1L 20US$(2,100円)で売られていたけど、ここでは手に入らなかった(笑)
この隊は2人での挑戦。
でも、1人は肺浮腫の疑いがあり下山したとのこと。
以前、アコンカグアで肺浮腫に罹り、血中酸素濃度(SPO2)が41%まで下がったことがあるので辛さがわかる。
体調不良、体調良好、両者の立場で経験があるので双方の気持ちがよくわかる。
30分ほど話してテントに戻った。
体調が悪くてすぐに寝てしまったんやけど、夜中、頭が割れるように痛くて寝られなかった。
睡眠中は呼吸が浅くなって血中酸素濃度が極端に低下し、それが原因で頭痛などの高山病の症状が出る。
この頭痛はまさに高山病、高度順応が上手く行ってないんかな??
今回の挑戦最大の頭痛に不安を感じたので、大事を取ってABC(C1)への下山を決めた。
次回、”13日目ABC(C1)に下山”はここをクリック。
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