日本三代クラシックルートの1つ”前穂高岳北尾根”。
6年ぶりに計画したものの、穂高山域に入域する前日から初冠雪に見舞われた。
穂高山荘、槍ヶ岳山荘の記事を見ると、積雪は約40cm、吹き溜まりでは約70cm。
パートナーの経験値から、初冠雪の前穂北尾根はハードル高いかな?って考えたけど、珍しく上高地直通バスを手配できた都合もあり、予定通り向かうことにした。
ま、近隣にはいろんなバリエーションルートがあるので、場所は後で考えようとも思った。
朝、6時前、上高地到着時の天候は快晴。
いつもなら、コンビニで買った朝食を食べるんやけど、今日は涸沢ヒュッテまで約5時間歩くだけやから、時間的にめちゃくちゃ余裕がある。
お決まりの小梨平でサバ味噌定食を食べる(笑)
まずは、横尾山荘まで2〜3時間のおもしろくない道歩き。
ただ、梓川沿いを歩く道歩き。
こないだ登った明神岳東稜が正面から見えた時だけ、少し気分が良かった(笑)
その他には、何の面白みもなく横尾山荘に到着。
平日ってこともあり、人は少なめ。
30分程のんびりしてから涸沢ヒュッテを目指します。
横尾山荘から本谷橋に行くまで、左手横尾谷沿いに見える大岩が屏風岩。
本谷橋を渡ると、雪が降ってきた。
けど、この道中もなぁ〜〜んも面白いことなし!(笑)
15時半、涸沢ヒュッテのテン場に到着。
そして、明け方まで雪は降り続いた。
その様子を見て、前穂北尾根から北穂高岳東稜に変更した。
朝起きたら、昨晩よりも積雪が5〜10cm増えていた。
ご飯食べて、支度を整え、まずは涸沢小屋横から北穂方面を目指します。
途中、もぐら?ネズミ?が雪の上に出てきてました。
標高約2,580m辺りを目印に北穂高沢をトラバース。
ルンゼ下は雪が深くて、胸までラッセル。
岩稜の弱点付きながら東稜稜線を目指す。
中々、標高上がらんけど、それでもちょっとずつ標高が上がると前穂、奥穂がよく見えてきた。
やっと、東稜稜線に乗れた。
やっと楽しめます!
北穂山荘が近づいてきた。
ということは、これを登ればゴジラの背!
雪がついたゴジラの背に痺れた♬
基本稜線通しらしいけど、なぜか南面の南壁が魅力的で引き寄せられた♬
けど、冬季手袋で行き詰まり、手袋脱いで登攀することになった(笑)
緊張感凄くて、たった数mやけど、一気にテンション上がった。
セカンドが、顔を覗かせているところから、南壁通ったんやけど、『こんなところ通れへ〜ん!』って。
そしていよいよ、セカンドがゴジラの背を通るんやけど、
『ここやばいっ!』って(笑)
早く、動画で紹介したいです。
※)後日、UPするので、よかったらチャンネル登録(こちら)して待っててください!
ゴジラの背を渡り終えると、あとは、ゴジラの頭から懸垂下降で下るだけ。
頭したのコルを渡ったら後は北穂まで登り返し。
これが地味に時間食うから、懸垂下降で北穂高沢を降ろうって提案したら却下された(笑)
まあまあ時間かかったけど、無事北穂に到着です!
北穂は7〜8年ぶりかな?
思えば、山の方向性、スタイルがずいぶん変わったなぁ〜って何か感慨深かったです。
ホンマは、さくっと下山したかったんやけど、寒すぎたから北穂山荘であったかいもの飲みました。
下山前には、雲海の中に、笠ヶ岳が見えました。
今季こそは、第三尾根落とすぞ!
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