ヨセミテの朝。
今日は昼前から雨、夕方には雪となる予報。
ホンマかよ?って思うくらいの気候。
キャンプサイトで朝食を作った。
ここ数日、朝はいつもベーコンエッグ。特にベーコンは日本のベーコンよりも脂身が若干厚く柔らかくて激うま。
食べているとお隣さんに声を掛けられた。
彼は中国人でビジネスマンのお父さんと共に世界各地を転々としていたらしい。
その彼が「今晩、一緒に夕食を食べないか?ソーセージや肉を買ったんだけど、BBQグリルの使い方が分からなくて食べてないから一緒に食べよう」って誘ってくれた。
夕方会う約束をして、俺らも散策に出掛けた。
予定ではエルキャピタンの山頂までトレイルを歩くつもりでいたけど、天気予報が良くないので断念した。
雨が降るのはいいが、スラブ質の岩で滑ってケガをするかもしれない。
ノースドームやハーフドーム、ヨセミテ滝などを遠目に見ながら散策しているとあっという間に時間が経ち、チェックアウトの時間が迫った。
キャンプサイトまで引き返していると雨が降ってきた。
川幅の広いヨセミテ川に大きな倒木が架かっている。
この木を渡って近道しようと思ったら、みゆきちゃんが川にハマった。
やはり奴はドンくさい(笑)
キャンプサイトの戻ると、今朝話した彼らのテント(窓)が開いている。
閉めるついでに”何時に来たらいい?連絡ちょうだい”ってメアドを書いて挟んだ。
車でヨセミテを周りながらエルキャピタン等を見て周った。
エルキャピタンは、高さ約1,000mの岩山で有名なクライマー(アレックス・オノルド)がフリーソロで登った。
フリーソロとは、ロープ等を一切使わず自分の身体だけで登ること。
見上げるとそのデカさにも斜度にもルートグレード5.13aにも驚いた。
こんな岩山、少しのミスは確実に命を落とす。
例えば、体育館に置かれた平均台の上は走れても、スカイツリーの架けられた平均台は走れない(笑)
この登攀達成後、彼はこの難度5.13aのルートを振り返り「これまでで最も難しかったが、最高の感覚だった」と語った。
で、いかにしてこの偉業を成し遂げたのかと訊ねられたら「いつも通りの方法で登っただけ。ただロープがなかっただけさ。」やって。
いつまで見ていても飽きることはなかった。
雨が強くなってきたので、このままヨセミテを出て、サンフランシスコに戻ろうかとも考えたけど明日の天気は晴れ。
サンフランシスコに戻ったところで都会ではする事はない。
時間を持て余すので、もう一泊することにした。
ヨセミテ国立公園は色々と制限がある。
まず、ヨセミテ内の8割でネットが繋がらない。唯一繋がるのは、Curry VillageのWi-Fiと、日本から持ってきたグローバルWi-Fiルータ(回線は現地キャリア回線)が、ノース・パインズ・キャンプグランド(North Pines Campground)付近で繋がるだけ。
キャンプサイト内はゲートがあり、予約していないと入れないのでWi-Fiが使えない。
つぎに入域時間。
AM5時~PM5時はヨセミテ国立公園の入域許可を得ているか、ヨセミテ国立公園内の宿を予約している必要がある。
ネットは使いたいので、Curry Villageのゲストハウスに向い、ここで時間を潰すことにした。
昼ごはんは有名らしいカレーピザを食べた。
夕方ごろ、予報通り雨が雪に変わり積もりだした。絶対雪降らんやろ!って思っていただけにびっくりした。
周りの雪景色に変わった。
明日は晴れ予報。
ネットが繋がりそうな場所を探して車中泊することにした。
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