外岩初リードは小同心クラック

去年の夏、百名山踏破で東北の山を登っている時に出会った子。
その後、『冬季の山に登りたい』って依頼を受けてから、たくさん山に登りました。

そして、いよいよ初リードで挑戦することになりました。
グレード、ピッチ数などを考えて、八ヶ岳にある小同心クラックを選びました。

そもそも小同心ってどこやねん??って、思うかもしれませんが、美濃戸口から入山すると赤岳鉱泉に到着する前に見えてくる岩山があります。

大同心、小同心です。

横岳の西にある大同心、小同心

雪が付くと、小同心のクラックがよく分かります。

小同心クラックのグレードは、Ⅲ〜Ⅳ–、3ピッチと初心者には快適なルートです。
時間に余裕があるので、比較的のんびりスタート。

コースタイム通り、赤岳鉱泉に着いたので、テントを張って登攀準備を行い、12時スタート。

大同心稜を登り詰めると、霧氷がきれいでした。

大同心取り付き。

小同心取り付きには、14時過ぎ着。

ここで、トラブル発生。
話すと長いのですが、アイゼントラブルで登攀の危機。

ま、3Pの超初心者ルートやし、自信があるので、トレーニングも兼ねてアイゼンなしで登攀することにしました。
外岩初見の初リードで登攀開始。

日中は、暖かく上からは溶けた雪の塊がたくさん落ちてきました。

途中、写真が撮れていないけど、どんどん時間を押して、夕飯の17時が間近に迫っていました。
最終ピッチで、「リード変わろうか?」って、聞いたんやけど、登るというのでそのまま、リードを任せました。

赤岳、阿弥陀岳

ペースはまずまずやけど、終了点構築とセカンド引き上げにもう少し慣れが必要。

なんとか、小同心の頭に到着。

時間を見ると、17時21分(笑)
横岳も登りたかったけど、諦めて横岳直下をトラバース。
この、アイゼンなしのトラバースが一番緊張したかも(笑)

その後、知る人ぞ知る近道を通って、赤岳鉱泉に下山。

翌日は、雪も溶け、条件悪そうやったので、中止にしました。

前日と雪の付きが違う

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