3年越しで挑戦することになった白馬主稜。
この時期に、白馬主稜の登攀をすると、入山初日に時間を持て余します。
これは、白馬尻でベースキャンプを設営し、翌早朝からプッシュするのが基本だからです。
また、GWまでおびなたの湯にある”二股ゲート”は閉まっているので、二股ゲートから約6km(1時間半)がプラスされるので、日帰り登山もなかなかしんどい。
初日に時間があるならってことで、関西から遠く運転もしんどいので、公共交通機関をフル活用することにしました。
<往路>
夜行バス:京都駅→松本BT
電車:松本駅→信濃大町駅
高速バス:信濃大町駅→白馬駅
タクシー:白馬駅→二股ゲート
<復路>
タクシー:二股ゲート→白馬駅
電車:白馬駅→松本駅
高速バス:松本BT→京都駅
ガソリン代が高騰しているので、超格安で移動することができました。
着替えなど不要なものは白馬駅のロッカーに預けて二股ゲートに移動。
10時半から登山開始。
雪が全くないのでゲート空けてくれよ!ってブツブツ言いながら約6kmを歩く。
12時半、猿倉山荘着。
ごはん食べて、アイゼンを履いてのんびりスタート。
各所でのんびりしながら15時前に白馬尻の高台に到着。
白馬の大雪渓には明瞭な雪崩の跡ありました。
サッとテントを立てて、ベースキャンプ(BC)を設営。
のんびり夕食を食べて就寝。
翌朝は安定の寝坊でスタート。
この日のテント村は、俺たちを入れて6組が取り付きました。
でも、俺たちは最後尾ではなく、最後尾は俺の仲間のかっちゃん(kassan.k)😂
金曜に誘いがあったんやけど、白馬主稜で計画立てていたので、こっちにおいでと誘ったら来てくれました。
二股ゲートからの日帰りって、猛者(もさ)ですね!
白馬尻の高台からまずは約50m登ると主稜に乗れます。
あとは稜線通しで登って行くのですが、連日の気温が影響して、深いクラック、スノーアーチ、スノーブリッジが続きます。
山頂山荘の荷揚げのヘリが行きかう中、かっちゃんから無線が入りました。
稜線に乗っているおれたちから、かっちゃんを目視。
7峰を越えると白馬主稜の全貌が一望できます。
ライチョウが居た。
3峰まではナイフリッジが続くと言われていますが、ナイフリッジと言えないような甘い雪稜です。
それよりも大きなクラック跨ぎの方が面倒でした。
いよいよ本峰直下の有名な60度の雪壁が迫ってきました。
先行者3人が登っているのが、2峰直下です。
1・2のコルから本峰を見上げたけど、60度あるのか?って思いました。
約7時間で登頂。
仲間の情報通り、雪は早々に腐って来たけど、いい感じの曇り天気で、それほど手強くなかったです。
スノーバー、スノープレート、60mロープなど用意して行ったけど使わずでした。
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