念願の白馬主稜

3年越しで挑戦することになった白馬主稜

この時期に、白馬主稜の登攀をすると、入山初日に時間を持て余します。
これは、白馬尻でベースキャンプを設営し、翌早朝からプッシュするのが基本だからです。

また、GWまでおびなたの湯にある”二股ゲート”は閉まっているので、二股ゲートから約6km(1時間半)がプラスされるので、日帰り登山もなかなかしんどい。

初日に時間があるならってことで、関西から遠く運転もしんどいので、公共交通機関をフル活用することにしました。

<往路>
夜行バス:京都駅→松本BT
電車:松本駅→信濃大町駅
高速バス:信濃大町駅→白馬駅
タクシー:白馬駅→二股ゲート
<復路>
タクシー:二股ゲート→白馬駅
電車:白馬駅→松本駅
高速バス:松本BT→京都駅

ガソリン代が高騰しているので、超格安で移動することができました。

着替えなど不要なものは白馬駅のロッカーに預けて二股ゲートに移動。
10時半から登山開始。

雪が全くないのでゲート空けてくれよ!ってブツブツ言いながら約6kmを歩く。

12時半、猿倉山荘着。
ごはん食べて、アイゼンを履いてのんびりスタート。

各所でのんびりしながら15時前に白馬尻の高台に到着。
白馬の大雪渓には明瞭な雪崩の跡ありました。

サッとテントを立てて、ベースキャンプ(BC)を設営。
のんびり夕食を食べて就寝。

翌朝は安定の寝坊でスタート。
この日のテント村は、俺たちを入れて6組が取り付きました。

・https://konan-gakuyukai.com/record-blog/archives/493
・https://sagarahiking.blog.fc2.com/blog-entry-523.html

でも、俺たちは最後尾ではなく、最後尾は俺の仲間のかっちゃん(kassan.k)😂
金曜に誘いがあったんやけど、白馬主稜で計画立てていたので、こっちにおいでと誘ったら来てくれました。

二股ゲートからの日帰りって、猛者(もさ)ですね!

白馬尻の高台からまずは約50m登ると主稜に乗れます。

あとは稜線通しで登って行くのですが、連日の気温が影響して、深いクラック、スノーアーチ、スノーブリッジが続きます。

山頂山荘の荷揚げのヘリが行きかう中、かっちゃんから無線が入りました。
稜線に乗っているおれたちから、かっちゃんを目視。

7峰を越えると白馬主稜の全貌が一望できます。

ライチョウが居た。

3峰まではナイフリッジが続くと言われていますが、ナイフリッジと言えないような甘い雪稜です。
それよりも大きなクラック跨ぎの方が面倒でした。

いよいよ本峰直下の有名な60度の雪壁が迫ってきました。
先行者3人が登っているのが、2峰直下です。

1・2のコルから本峰を見上げたけど、60度あるのか?って思いました。

約7時間で登頂。

仲間の情報通り、雪は早々に腐って来たけど、いい感じの曇り天気で、それほど手強くなかったです。
スノーバー、スノープレート、60mロープなど用意して行ったけど使わずでした。

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