龍王岳南壁A稜 龍王屈指の好ルート

龍王岳南壁も残すところAとE稜のみ。

ドローンで撮影。

毎年恒例となりつつあるこの時期の龍王岳南壁。
A稜組(2人2組)、C稜組(3人1組)に別れて登攀開始。

登山道から一番奥にある為、残雪期が取りつきやすいかもしれない。

浄土山から龍王南壁に向けて下る。

どこから取りつくのか?
A稜の記事を見たことが無いし、そもそもバリエーションなので正解はない。
取り付きは見た感じ簡単かな?って思ってんけど、これが冬靴やとフォローでもめちゃくちゃ難しい。

もう一組の仲間たちは、巻きで登って行った。

2ピッチ目は俺がリードするも、すぐに浮石ガレガレゾーンに入り、仲間が仲間を傷つけそうなので、2組登攀から4人1組の登攀に変更した。
その分時間が掛かったけど、いい判断やったと思う。←学習してた(笑)

その後、ルンゼを詰めるか、岩稜に乗るか。
ルンゼを詰め進むも、ここからが真の核心。

A稜上部の核心部は足元が何もないキレキレの垂壁で仲間の叫び声が響く。
みゆきんに聞いたら「ここヤバいで」というが、ヤバそうに聞こえないのがみゆきんの特技(笑)

核心

これをリードで抜けるとはホンマにすごい。

緊張する核心を抜けしばらく登るとB稜と合流。

あとは、程よい緊張感の中、C稜と合流し無事山頂に到着した。

山頂で涙ぐむ亮子を見てやりきったんやなぁってこちらもジワる。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

山頂からA稜上部を見下ろし復習。

登攀後は富山大のご厚意で施設内でぬくぬくと夜ご飯と食べた。

登攀中は、もし「また行きたいか?」って聞かれたら「もう行かない」と答えると思っていたけど、終わってみるとやっぱもう一回行きたい。

グレード、登攀距離など総合してA稜がダントツで楽しかった。

翌日の集合写真。

C稜を楽しんだ仲間も無事登頂しました!

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