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日本ではクリスマス。
きっとBCでは盛り上がっていると思うけど、ここにいる登山者は皆、サミットプッシュの体制に入っているので、クリスマスのことを言っている奴はいない。
おれは、単身で挑戦しているので、この記録を付けていないと今日が何日なのか?って、分からなくなる(笑)
今日は、C3(5,900m)まで行って、更にその先にあるポーランド氷河ルートの下見をする。
余力があれば試登するつもり。
C2を出てまもなく、これまでの移動とは違い一気に高度感が増す。
5,000m峰が眼下に見える。
C2を出発して2時間半、C3(Corela:コレラ)の手前にベルリンというキャンプ地がある。
個人的にはコレラではなくベルリンにC3を設置したほうがいいように思える。
理由は、
①コレラでは地形的に強風が抜けるのでテントの設置、撤収が困難になること。
※実際、撤収時に時間を要した。
でも、ベルリンは地形的にコレラよりも風の影響を受けにくい。
②コレラとベルリンの距離は徒歩約20分程度しか離れていないこと。
※この20分がサミットプッシュに影響を与えるとは思えない。
③ベルリンでは風よけの防風石が丁寧に積まれていること。
C3(コレラ)の手前にはフィックスロープが設置されている。
これを登れば、C3だ。
本来のC3(コレラ)はこの通り、広いけれど吹き曝し。
SPO2:77%、心拍数:109
さすがに標高が6,000m近くなると70%台でそれなりに苦しい。
けど、昨年を考えると調子がいいのは確か。
去年は、BCで41%と異常値だったことを考えると、当時どれくらい体調が悪かったか察しが付くやんね?(笑)
C3でしばらく休んでポーランド氷河ルートへと向かった。
C3からノーマルルートで頂上へ向かう道へは行かず、C3を通り過ぎるように裏に回り込む。
そして標高を200m近く下げることになる。
いやだっ・・・
地上に近ければ、“たったの200m”、でもこの高所で稼いだ200mは訳が違う!
しかし、氷河取りつきに行くにはやむを得ない・・・。
しかも、C3から氷河取りつきまで2時間も掛かる。
当初の計画では氷河ルートを試登するつもりやったけど、中止。
方向など必要な情報を手に入れることができたのでC2に戻ることにした。
C3からC2まで1時間で下山できる。
C2に戻るとコンドルが飛んできた。
明日、26日は強風予報で天候が良くないらしいが、自分の計画でも明日は休息日なのでちょうどよかった。
明後日以降のC3荷揚げやら、その翌日の氷河ルートアタックやらの計画を再確認する一日にしようと思う。
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