ポーランド氷河

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日本ではクリスマス。

きっとBCでは盛り上がっていると思うけど、ここにいる登山者は皆、サミットプッシュの体制に入っているので、クリスマスのことを言っている奴はいない。

おれは、単身で挑戦しているので、この記録を付けていないと今日が何日なのか?って、分からなくなる(笑)

今日は、C3(5,900m)まで行って、更にその先にあるポーランド氷河ルートの下見をする。
余力があれば試登するつもり。

C2を出てまもなく、これまでの移動とは違い一気に高度感が増す。
5,000m峰が眼下に見える。

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▲C2も遥か下に見える。

C2を出発して2時間半、C3(Corela:コレラ)の手前にベルリンというキャンプ地がある。

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▲避難小屋が2つ(1つは壊れている)

個人的にはコレラではなくベルリンにC3を設置したほうがいいように思える。

理由は、
①コレラでは地形的に強風が抜けるのでテントの設置、撤収が困難になること。
※実際、撤収時に時間を要した。
でも、ベルリンは地形的にコレラよりも風の影響を受けにくい。

②コレラとベルリンの距離は徒歩約20分程度しか離れていないこと。
※この20分がサミットプッシュに影響を与えるとは思えない。

③ベルリンでは風よけの防風石が丁寧に積まれていること。

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▲防風石が丁寧に積まれている。

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▲コレラより見晴らしがいい♪

C3(コレラ)の手前にはフィックスロープが設置されている。
これを登れば、C3だ。

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▲フィックスロープを使うことはなかった。

本来のC3(コレラ)はこの通り、広いけれど吹き曝し。

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SPO2:77%、心拍数:109
さすがに標高が6,000m近くなると70%台でそれなりに苦しい。
けど、昨年を考えると調子がいいのは確か。

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去年は、BCで41%と異常値だったことを考えると、当時どれくらい体調が悪かったか察しが付くやんね?(笑)

C3でしばらく休んでポーランド氷河ルートへと向かった。

C3からノーマルルートで頂上へ向かう道へは行かず、C3を通り過ぎるように裏に回り込む。
そして標高を200m近く下げることになる。

いやだっ・・・

地上に近ければ、“たったの200m”、でもこの高所で稼いだ200mは訳が違う!
しかし、氷河取りつきに行くにはやむを得ない・・・。

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▲最終的に約200mも標高を下げた・・・。

しかも、C3から氷河取りつきまで2時間も掛かる。

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▲見た目より遥かに遠い・・・。

当初の計画では氷河ルートを試登するつもりやったけど、中止。
方向など必要な情報を手に入れることができたのでC2に戻ることにした。

C3からC2まで1時間で下山できる。

C2に戻るとコンドルが飛んできた。

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▲コンドルは幸運の鳥らしい。

明日、26日は強風予報で天候が良くないらしいが、自分の計画でも明日は休息日なのでちょうどよかった。
明後日以降のC3荷揚げやら、その翌日の氷河ルートアタックやらの計画を再確認する一日にしようと思う。

次回、サミットプッシュに向けては、ここをクリック。

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