乾雪でも雪洞作れます!

キャンプ1を出て、名も無き尾根の取り付きまで、しばらく林道を歩きます。
2日目の目標地点は、名も無き尾根の上部1,533m地点で、地形的にその付近に大きな雪庇が出来ているはず!
つまり、快適で暖かい雪洞が掘れるのです。

ニノ沢をへつる(※)ような場所もあり、30kg近い荷物を背負っているので、歩きやすい対岸に渡渉。
渡渉と言っても、川に入るわけではありません。かと言って、しっかりとしたスノーブリッジが出来ているわけでもないので、荷物を下ろして下見します。
※)へつりについては、ここをクリック。

▲下見しても、スノーシュー履いていても、場所が悪いと底が抜けます、、、。

▲靴を濡らすだけで、計画は全て水の泡。細心の注意が必要。

等高線を見て、傾斜の緩い弱点を突いて、名も無き尾根に取り付いたけど、それでも急登、、、。

▲急登で雪質的に雪崩れそうな場所。

まずは、スノーシュー脱いで、アイゼンを履き(これだけですでに面倒、、、)、ツボ足で登って足場を作り(これだけで体力を奪われる、、、)、上からロープを垂らして、荷物を取りに戻り、そしてもう一度登る。
その後も、熊笹に積もった中途半端な積雪で、スノーシューを履いていても、底抜けしたり、膝ラッセル、腰ラッセルが続く、、、。

標高970m辺りで平らな場所を見つけたので、休憩を兼ねて、作戦会議した。
ここまでの様な難所登山となれば、目的地の1,533mには到底届かない、、、。

今、昼の12時なんやけど、あと1~2時間、行けるところまで、行ったとしても、この場所の様に、野宿出来る場所があるのか分からない。
等高線で確認したんやけど、可能性はとっても低い。
更に、雪洞を掘れる場所が無かったら、雪を集めてかまくらを作る必要があるんやけど、それに1~2時間を要す。
完成する頃には真っ暗になることが予想できるってことで、今から雪を集めてキャンプ2(かまくら)を作ることにした。

分かり難いけど、雪を積んでます。

積んで、踏み込んで固める。を、何度も繰り返すこと、2時間。

ここまで約2時間。乾雪同士が重みで、張り付いてくれたら、かまくらが作れる!

なんとか、二人分の空間を確保出来るキャンプ2が完成!

荷物を整理したら、晩ご飯の準備。

このスープカレーの具材は、油で炒めて、炒めた油で固める?様な事を言ってたけど忘れた。
とてもおいしかったです。

今日のご飯は、スープカレー。

冷え込みがきついので、ガスを点けて暖を取ったけど、ほとんど効果なし(笑)

この日も、『星空が綺麗』って言って仲間が言うけど、寒く、疲れ切っていたので、早々に就寝。

三日目、無事、最終キャンプ3を、設営できるのか?
次回、” ホテル”ほろしり”は、ここをクリック。

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