今季の冬はよく雪が積もってますね！
ラニーニャ現象？エルニーニョ現象？どっちか分らんけど、いい感じですね。
先日も、雪が降ってこないだまで、顔の高さやったカーブミラーが埋没寸前でした。
さて、今季何回目かの大山です。
今季は登りつくす気でいたんやけど、たくさんルートがあってどこに行こうか迷います。
今回は、”滝沢尾根”と、別山”右尾根”を計画しました。
元谷堰堤から真正面に見える景色
たくさんの人が、弥山や、別山に向けて歩いていますが、滝沢尾根って人気がないのか、誰も向かっていません。
元谷堰堤からまっすぐ取り付きに向かいたかったんやけど、雪が深そうなので、弥山尾根に向かうトレースを辿り、途中から滝沢に逸れることにしました。
雪が深いので、早く稜線に乗りたい
関連記事を見ると、尾根末端は右から巻いて取り付いていますが、雪が深すぎるので早く稜線に乗ることにしました。
でも、雪がぐすぐすでアックスは効かないし、蹴り込んだら、草付きに乗った雪が滑り崩れるし、少々困りました（笑）
稜線に上がると、軽いラッセル。
登攀スピードが上がらない、、、。
途中でトップを変わってもらったソロの方。
先日降った雪の影響で、今日も、深い胸ラッセル、アックスが効かないグスグスの雪、草付きの雪は踏むと滑り落ちるなどなど、少々厄介な登攀となりました。
標高1,400ｍ付近、ルートは全体的には難しくなかったけど、たった2ｍ程なのですが厄介な場所があり、初めて落ち掛けました💦
すぐ下にソロ登攀の方が居て、持ち堪えてくれたので、滑落は免れましたが、その方のウェアをアイゼンで大きく破ってしまいました。ほんと申し訳ないです。
その場所の通過は、仲間の登攀力では危険かなって思ったので、 10mほど上がって斜度が立った場所にイボイノシシを打ち込んで支点を作り、ロープを使って登ってもらいました。
お隣の弥山東稜はたくさんの人が登っていて、登攀渋滞になってました。
その支点から左（東側）に巻いてもう一段上の雪稜に上がるんやけど、その巻きもどうってことないんですが、今日は雪が不安定で、雪と一緒に遥か下まで落ちそうな感じやったんで、ロープ張りました。
ここの支点はスノーバーを打ち込んで作ったのですが、全く効いていませんでした（笑）
もう一人を引き上げている間に、進んでもらいました。
登攀している方が少ないように感じます。
でも、登ってみて思ったのですが、めちゃくちゃ面白くて登りごたえのある尾根でした。
個人的には弥山西稜や東稜よりも楽しかったです。
別山の”幻のカンテ！”がよく見えました。
ここからしばらく、雪稜登攀ですが、ソロ登攀者のトレースで楽させてもらえました。
途中で、ラッセルを交替し登攀を継続しました。
剣ヶ峰縦走路（注：いつも書いてますが、自己責任でお願いします！）も目前に迫り、いよいよ終わりやなって思っていたら、ナイフリッジが現れました。
写真で見るより、もうちょっと高度感ありますが、気持ちのいいリッジ歩きが楽しめます。
あとは、縦走路稜線まで歩くだけです。
雪の状態で違うけど、時間かかりすぎました、、、。
全員snow fieldのグラサン。
めちゃくちゃ軽く、一眼レンズで視界が広く、シロッコとの相性は抜群にいいですよ！
最後のナイフリッジ。
午前中は、雪煙がたって爆風やったようですが、下山時は晴天、無風。
別山の右尾根がよく見えました。
六合目避難小屋は埋まってました。ひさびさに埋まった六合目避難小屋見ました。
もっと締まっていたらもう少し早く抜けられたと思います。
とても楽しい尾根でとても好きになりました。
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