龍王岳南壁D稜

室堂からのアクセスが良く、人が少なく、静かに登攀できる龍王岳南壁。
そして、剱岳南壁よりグレードが高いという意味でも登り甲斐のあるルートです。
過去に、B稜、C稜に登ったけど、個人的には今回登ったD稜が楽しいルートでした。

龍王岳南壁は山頂に向けて5本の稜線が伸びている。
正確にはA稜上部がB稜に繋がり、B稜上部はC稜に繋がって、D稜とE稜は独立して山頂に伸びている。

2022.6.20 ドローンを使用して撮影。因みにC稜取り付きは赤字で”C稜”と書いてある左下末端です。

始発で室堂入りし、支度を整えて龍王岳に向かったけど、なんだかんだと到着したのは12時過ぎ。
今回は、まだ登攀していないA稜とD稜で計画してたんやけど、腐った雪の中、一番奥にあるA稜まで行く時間がもったいないので、急遽予定を変更して、登山道間近にあるD稜から登ることにした。

で、仲間はE稜に取りついた。

上記、画像に記載のしている赤字”D稜”の場所から取り付くこともできるけど、1Pですぐに稜線が途切れるので巻いてもう一段上からスタートするのがいいと思います。

下から見ると階段に見えたけど、まあまあ立った岩壁に冬靴での登攀はちょっと神経を使いました。

50m伸ばしたところで適当にピッチを切り、セカンドを引き上げる。

2Pも特に難しい場所はないけど、浮石が多くめちゃくちゃ神経使う。

E稜から仲間が撮影

E稜を登攀中の仲間。

上部にチムニーが見えるので、そのすぐ下で2Pを終了。
3Pはチムニーの中へ入っていくんやけど、ザレた場所で何度も落石を発生させてしまう。

そしてとても大きなチョックストーン的な岩を乗越す。

E稜から仲間が撮影

あとは、山頂まで歩いて登攀できます。

E稜から仲間が撮影

E稜から仲間が撮影

C稜

D稜

無事登頂。

E稜も浮石が多くて登攀に難儀したらしい。
龍王岳山頂からA稜を覗いてみたんやけど、やはり、A稜はB稜に合流していた。

いい時間に下山。

<使用したギヤ>
カム#0.4~#3、50mWロープ1本、アルパインヌンチャク60cm・120cm各3本

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