一年ぶりのバットレス。
伯耆大山の中では、初級ながら、グレードⅣ級で”登攀”している感が味わえる好ルート。
今回は、仲間とワイワイ登ってきました。
バットレス主稜の末端に向かう道中、元谷沢は昨日の踏み跡あり特に苦労しませんでしたが、元谷沢から末端に向かう道中は、ラッセルでした。
ウチの組が一番乗りかな?って思ったんですが、後から来た3人組に先頭を交代。
末端ど真ん中から右に巻いて取り付くルートで登攀を開始しようかと思ったんやけど、ラッセルが面倒なので、トレースを利用させてもらいました。
稜線に乗ったら、先行を譲った3人組がロープを出そうとしていたんで、またまた先行を譲ってもらいました。
5mもない軽い乗越を越えたら、しばらくは雪稜歩き。
この辺はまだ傾斜が緩いけど、だんだん傾斜が増してきます。
斜度が増してくる辺りにスリングがあります。
1P目、大した傾斜ではないけど、草付きに降りたての雪が嫌らしい感じやったので、ロープを出すことにしました。
1〜2人登ると雪が締まるので、後ろほど余裕です(笑)
5mほど登ると簡単な雪稜になります。
1P目はしっかりとしているんで問題ないと思います。
2P目も難しくないんですが、雪の付き方で難易度変わると思うので注意してください。
50mいっぱいでハーケン打って終了点を作成。
今日はアッセンダーを使った登攀にしたんですが、逆に手間取ってしまい、後続は渋滞してました。
3P目始まってすぐが核心です。
野口さんは、ソロシステムの準備してました。
浅いルンゼを乗越すか、高度感ある左側を巻き上げるかはスキルに応じて選んでください。
これを越えたら、狭い雪田、雪稜歩きです。
別山山頂辺りで3P目が終わります。
別山山頂の雪稜を進んでいくと、有名なナイフリッジがありますが、そこには下降点のスリングがたくさんあります。
雪のつき方によっては、全く怖くありません(笑)
ナイフリッジを渡ると、あとは一般道に向けて登り返しです。
伯耆大山では、初級ですが、”登攀”感の味わえる好ルートです。
楽しんでくださいね!
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