五竜岳でテント捜索

五竜岳で起こった出来事を推察

で書いたとおり、テント等のギヤが無くなった。
盗難と強風どちらの原因も半信半疑。

ただ、私のことを思って情報拡散してくれた知人・友人への誹謗中傷は当事者の私に直接言ってください!って意思表示と、自分で納得したいので今回の捜索を最後と決めた。

捜索範囲は南側の谷底、捜索方法はドローンの投入、ココヘリの電波受信(※)、そして目視。
※無くなったザックには、ココヘリが入っている。調べるとココヘリの電池寿命は満充電から2ヶ月間、電波を飛ばしているらしい。
しかし、こんなことが起こるとは思っていなかったのでココヘリの受信登録を行っておらず、Bluetoothのみの受信。

強風で浮力が発生し飛ばされたのであれば、傾斜の上部、つまり樹林の多い北側に転がるとは考えにくいので、まずは傾斜下部(南側)を重点的の捜索することにした。

また、樹木に引っかかれば冬季ならではで目視が可能。
木に引っかからなければ白岳沢に着底し、カクネ里方向に転がされれていると推測した。

ココヘリの電波(Bluetooth)は約200m飛ぶらしい。
みゆきちゃんと約100m、尾根1つ離れ、間にルンゼを挟み、更にそれぞれで双方の両サイドにあるルンゼを目視しながらジグザグに300m下の白岳沢へと降りて行った。

しかし、ココヘリの反応は“0”

白岳沢に着底後は、ドローンを使って沢底に沿ってかなりの距離を捜索したが、発見には至らなかった。

白岳沢からの登り返しは、別尾根に上がり更に奥にあるルンゼを目視しながら、ココヘリの電波を探しながら登ったが、発見には至らなかった。ココヘリの反応もなし。
その後もドローンを使って捜索したが発見には至らなかった。

3週間続けて五竜エリアに来たが、自分の中では踏ん切りが付いたのでこれで終わろうと思う。

私の盗難を疑った声に“山にそんな悪い奴は居ない“と言う声もあったが、剱岳で続出したテント泊装備一式の盗難、常念岳で発生したテント盗難と、少数とは言えそんな奴が出始めたのは事実。
また、もっともっとひどい強風/烈風時でも、今まで“大丈夫”だった俺のテント設営方法はもう“大丈夫”では無くなったので見直しが必要なことも事実。

ココヘリを持っている方は、同期させることをお勧めします。

いずれにしても、他人事が急に当事者になる事の無いよう皆さんも注意してくださいね。

尚、無くなったものは関連する企業が全て補ってくれたので、遠征等集中することができます。本当に感謝しています。
また、私を思って拡散や情報収集してくれた方々、本当に感謝しています。
ありがとうございました。

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