三大岩稜 八ツ峰下半

剱岳の八ツ峰に挑戦しました。
八ツ峰は日本三大クラッシックルートの1つで、残りの2つは前穂高岳北尾根槍ヶ岳北鎌尾根です。

6月末とはいえ、まだまだたくさんの残雪が残ってます。
室堂を出て剱沢キャンプ場まで登山者は数人と快適♬

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長次郎出合から長次郎谷に入ります。

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本当なら八ツ峰下半を進んで5、6のコルでテン泊したかったのですが、ペースが遅く岩小屋泊まりとしました。

この岩小屋が1、2のコルに向かう目印になります。

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中途半端な時間に到着したので、ロープワークの練習を行いました。
そして、ご飯食べて早々に就寝。

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翌日、1、2のコルに向けて歩き始めたのですが、残雪の傾斜がきつく、とても疲れます。

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深いクラックがあったり、アイゼン脱いだり履いたり、安全の為ロープ出したり、やたらと時間が掛ります。

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1、2のコルから2峰までは確保なくても登れそうですが、今回初心者が居るのでロープ出しました。

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▲3峰から先に残雪が見えます。

2峰のピークを少し進んだところから懸垂下降2回です。
1回目、2回目ともに10mくらいで、2回目の懸垂下降の支点は2か所あります。

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私たちは支点の取り方がまずく、ロープの回収ができず、登り返すことになりました、、、。

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3峰登りはやや長次郎側を登ります。

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▲3峰からの懸垂下降

※3峰手前から雨が降ってきたので写真がありません。

3峰の先に雪が付いていて、アイゼン履いたり、脱いだり、ロープ出したりと地味に時間を取られました。

特に4峰からのやや長い懸垂下降は雪渓のシュルンド深く降りることになります。
その後、5峰の登り返しに向けた取付き点までの傾斜は急なので注意が必要です。
私たちは、ロープを出して、支点を取りながらトラバースしました。

5峰の登りも雨で足元が悪いこともあり、ロープを出しました。

予定時間を大幅に超えて5峰に到着。

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▲5峰先にあるピナクル直下に下降支点があります。

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▲ピナクルを下から見た図(5峰懸垂下降1回目)

計3回懸垂下降を行うのですが、2回目の下降支点を間違えました。
踏み後を辿って進んでしまったのですが、本当は一回目の懸垂下降着地点から5、6のコル側に巻くように進むのが正しかったようです。

この後、あの手この手で、5、6のコル側に到着、しかし、まだまだ油断できませんでした。
5、6のコルの残雪は傾斜が急で滑落すると、そのまま深いクラックに飲み込まれます。

ようやく、1、2のコル出合にある岩小屋に到着。翌日下山しました。
行動時間16時間。原因はチーム力の無さ、これだけです。

次回、八ツ峰上半はここをクリック。


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