前回、”プンタ・デュフール(4,634m)登頂!”はここをクリック。
みなさんは、きつねに摘ままれる(騙された)って経験ありますか??
山頂はイタリアにあるのに、スイスの山として登録されているなど、いろいろとややこしいスイス最高峰プンタ・デュフール。
プンタ・デュフールの挑戦を終えた翌日。
早朝組(2時半朝食)で食事を終え、2時過ぎにモンテ・ローザ小屋を出発しました。
まっくらな道を下山していきます。
この付近は岩に”○”印や矢印をペイントしてくれています。
○印とおりに進んでいきます。
20分くらいかな??来る時に通った池?と滝に到着。
見覚えある小さな橋を渡って進んでいきます。
少し進むと川が現れて岩を飛んで渡ります。
印通りに。
でも、どうも感覚がおかしい。
でね、仲間に確認したんです。
「こんな道通った??」
『覚えてないっす!』
そらそうでしょ(笑)
おれも覚えてないけんね(笑)
なんなら、昨日の晩ごはんすら思い出せませんが何か??
で、矢印通り進んでいったんです。
そしたらね、明らかについさっき下山を始めた時に見た”×”印が現れたのです。
こんな登りあったっけ??
と、違和感を感じながら登っていたら!!
まさか、まさかの小屋の手前まで戻っていたのですっ!!
マジ怖いんですけどっ!!!
ガクガクブルブル(´・ω・`)
冷静に考えると川は二回も渡らない。
と言うか、川を渡るのは橋通っただけで岩を飛ぶようなところもなかったような、、、
次は用心しようと話しながら、下って登ってきた道をまた下ると言う、、、
そうこうしていると夜が明けてきて、進むべき方向が見えたので無事氷河に到着。
でも、道が見えたからと言って氷河はそんなにあまくないっ!
▲朝日に照らされたマッターホルン。ろうそくマッターホルンと言うそうです。何にでも名前付けるんですね(笑)
氷河帯に入ると深~~いクレバスが行く手を阻みます。
あっちに行っては行き止まり、こっちに行っては行き止まり。
▲氷河の上にたくさんの岩や石が積もってます。分かりにくいけど、クレバスだらけ。
おかしいな♬
おかしいな♬
って言いながら大岩の上に立ってルート探して。
氷河帯だけでも2時間くらいふらふらしてました(笑)
▲最後に氷河を登って側岸に移ったらあとは駅までひたすら歩くだけです。
モンテ・ローザ小屋から駅までまさかの6時間、、、
連日これだけ歩くともう1~2時間なんてどうってことない感覚になっちゃいますね。
▲テントの前に花が咲いていました。こんなの見るととっても長い間留守にしていた様な感覚になりますね。
明日の朝、ツェルマットを離れるので、パッキングして眠りました。
次回、”これが魔の山アイガー”はここをクリック。
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