シャチ、ラッコ、クジラ!規格外すぎた道東の大自然!

2年ぶりの北海道です。

前回は冬季の十勝山域で、八手岩や化け物岩を登攀するために訪れました。

仕事で北海道へ来るときは2月か8月。
プライベートでは冬か9月ばかりでしたが、今回は少し時期を変えて6月に訪れることにしました。

目的はただ一つ。

シャチです。

シャチは知床・羅臼沖で見ることができます。
羅臼から出航する観光船に乗るのですが、計画を立てたらまず最初に船の予約をすることをおすすめします。
人気便は本当にあっという間に満席になります。

釧路空港に到着後、まず向かったのは霧多布岬。

10時間程度の長距離運転なら慣れているので問題ありませんが、改めて北海道の広さを実感します。
途中、厚岸の道の駅「コンキリエ」で昼食を取ることにしました。

ここでは海鮮焼きを楽しむことができます。

牡蠣の食べ比べ、ホッキ貝、ホタテ、各種魚介類に加え、牛肉や豚肉まで揃っていて種類は豊富。
個人的には牡蠣の食べ比べは少し期待外れでした。
魚は網の目が大きいため身が張り付きやすく、ひっくり返す際に崩れて落ちてしまうこともあります。
一方で、ホッキ貝とホタテは扱いやすく、抜群に美味しかったです。

霧多布岬へ向かう道は信号がほとんどありません。
周囲の車もかなりのペースで走っているため、想定より早く到着できました。

しかし、地名の通り霧多布は霧の名所。
近づくにつれて霧が濃くなり、岬に到着した頃にはほぼ視界ゼロでした。
期待半分、諦め半分で岬を歩きながら海面を探していると、、、。

いました。

ラッコです。

濃霧の中でしたが、高性能双眼鏡とカメラを駆使して観察開始。
夕暮れが近づくにつれて視界はさらに悪くなり、この日は終了となりました。

宿へ向かう途中、夕食準備の都合もあるので到着時間を連絡しました。
ところが到着すると、

「え? 今日でしたか?」

とまさかの第一声。

さらに、

「刺身あったんだけど、どこ行ったかなぁ」
「ご飯洗ってザルに移してたんだけど、炊飯器に入れるの忘れてた」

と言いながら、佐藤のごはんを電子レンジで温めていました(笑)
かなり焦りましたが、結果的には楽しい思い出です。

ラッコの話になると、

「ラッコはウニやワカメのおいしい部分だけ食べ散らかすから漁師には厄介者なんだよ」と話していました。

絶滅危惧種として保護されている一方で、ラッコ目当ての観光客が地域経済を支えている面もあります。
自然保護と地域産業のバランスは本当に難しい問題だと感じました。

翌朝、チェックアウト後に再び霧多布岬へ。

朝ということもあり、前日より霧は薄めです。
すれ違う観光客から、

「数頭のラッコがいましたよ」

という情報を聞き、一気に期待が高まります。
岬の先端へ向かうと、あっさり発見。
しかも朝の光で非常に見やすい。

ゆっくり観察を楽しむことができました。
車へ戻る途中にはキツネも現れました。

朝露で濡れた体は痩せて見えましたが、野生動物ならではの逞しさを感じます。

ここから長距離移動で羅臼へ向かいます。

何度も訪れている馴染みの町です。
到着後、楽しみにしていた濱田商店へ向かったのですが、なんとウニが入荷していませんでした。
この地域の漁期が終わったのか、非常にショックです。
代わりに花咲ガニ丼をいただきました。
美味しかったですが、良くも悪くも「想像通りのカニ丼」でした(笑)

今回の旅のメインイベント。

知床ネイチャークルーズの13時便に乗船します。
出航して間もなく、前方にいくつもの背びれが見えました。

そしてここからは、まさにシャチ祭り。
次々と現れるシャチたち。
背びれだけで2m近くあるオスは圧倒的な存在感です。
何度も浮上し、泳ぎ、遊ぶ姿を間近で見ることができました。

尾びれをバタつかせて遊んでいます。

お腹を見せて遊んでいます。

白いお腹。わかりますか?

スパイポッピングと言って、周囲を偵察するときの行動です。

でも、このシャチは遊んでいるだけです。何度も顔を出してくれました。

そしてツアー終盤。

なんとナガスクジラまで登場。

遠くにクジラが現れました。

クジラです!

ナガスクジラです。

背を丸めて潜るときは深く潜るとき。つまり次はしばらく現れないってことらしいです。

地球上で2番目に大きな生物です。
まさかシャチだけでなくナガスクジラまで見られるとは思っておらず、大興奮のクルーズとなりました。

夜はウトロへ移住した旅仲間と再会。

昨年のキルギス横断の話を聞かせてもらいました。
アニマルマーケットで馬を購入し、標高4,000m近い場所で大雪に見舞われた話など、相変わらずスケールが大きい。
彼の話はいつ聞いても面白く、刺激になります。

最終日は根室へ向かいます。

途中、港でホタテの積み込み作業に遭遇。
写真を撮っていると、

「持ってけ!」

と活ホタテをいただきました。
北海道らしい豪快な人情です。

目的地の納沙布岬ではラッコが見られることもあるそうですが、この日は残念ながら不在でした。
周辺には北方領土返還を訴える施設や商品も多く並んでいます。
歴史や領土問題について改めて考えさせられる場所でもありました。

この日の宿は民宿えびすや

前日のハプニングもあり、えびすやにリコンファームしたのですが、「予約がありません」と。
やはり、予約システムを導入していない電話だけの予約の場合は要注意です。

他の宿でもいいのですが、ご飯が高評価の宿。
リコンファームが10時と早ったことで食事が用意できるとのことで、無事宿泊できました。
おかみさんはとても気さくな方で、港でいただいたホタテを見事な料理に仕上げてくれました。

これが本当に絶品。
旅の締めくくりにふさわしい夕食となりました。

ラッコ、シャチ、ナガスクジラ。

何度も訪れている北海道ですが、この時期ならではの生き物たちとの出会いがありました。

そして秋には再び知床を訪れる予定です。
今度は気の合う仲間たちも一緒。

今から楽しみで仕方ありません。

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