遠い笠ヶ岳

実は笠ヶ岳を目指したのは、過去6回。

白馬岳から笠ヶ岳を目指した2回(2年)
1回目は悪天候で五色ヶ原に閉じ込められ予備日を消化して立山から下山。
2回目は笠ヶ岳を捉えたけど、力尽きて双六小屋から鏡平小屋を経由して新穂高温泉に下山。

厳冬期、笠ヶ岳第三尾根から目指したが4回(4年)

自粛も明けて、弛んだ身体を慣らすことと、雨季の合間の晴天予報やし、行ったことのない100名山で考えた結果、笠ヶ岳に行くことにした。

やっぱ俺には遠い笠ヶ岳でした。

6時半にニューホタカをスタートして1時間で登山口に到着。
笠新道は樹林帯の中で、展望もお向かいの中崎尾根くらい。

徐々に木が減ってきても、ガスって展望のない笠新道は全然面白くなかった、、、。
ガスってなければ、穂高連峰から槍ヶ岳まで一望できるらしいけど、姿を見ることはなかった。

登山口から5時間半で杓子平に到着。

ここでもガスって笠ヶ岳がうっすら見える感じ。
ガスの上は、青空って確信があったからドローンを飛ばしてみた。

槍ヶ岳から穂高岳(ドローン映像)

笠ヶ岳(ドローン映像)

抜戸岳(ドローン映像)

杓子平は雪渓で残雪のトレースを辿って歩いたんやけど、登山道から外れていくのが気になって躊躇してると、ちょうど抜戸岳から降ってきた登山者が、

『そっちじゃないですよ!』って。

深いトレースがあるし、気になってんけど、抜戸岳にも行くので直下の雪渓をほぼ直登で登って行った。

赤線が今回通ったルート、青線がショートカットルート

これがまあまあキツい、、、。
3時間掛けて雪渓を登り詰めて抜戸岳に到着。

穂高のガスも晴れてきた

笠ヶ岳のガスも晴れてきた

槍ヶ岳のガスも晴れてきた

ブロッケン現象

抜戸岳から抜戸岩まで約1時間、

抜戸岩が見えた

抜戸岩から笠ヶ岳山荘まで約1時間。
荷物重いし、こないだ挫いた足首が痛くペースが遅い(笑)

小屋まであとちょっとやけど、今年は営業してない

小屋から山頂まで約10分。
明るいうちにテント張って、ドローンを飛ばした。

ドローン映像はこちらをクリック。
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で、撮影会♬

黒部五郎岳や双六岳、薬師岳や剱岳まで見えた

白山(福井県)まで続く雲海

おんなじような写真ばっか撮ってしまう

夕陽

ピンクに染まった槍〜穂高に雲海が出て入江みたい

今夜は新月で夜空撮影にはもってこいやけど、疲れ切って起きれず(笑)
ドローンも予備バッテリーもレンズも三脚も持って登ったのに運び損(笑)

槍の横から朝日

翌日は8時過ぎに下山開始。

所持している水に不安あったけど、コースタイム的にも体力的にも何とかなるかな?って思ったから、雪を融かして、水を作らんかったんやけど、これがあとで大変なことになる。

天気がええから、周りがよく見える。

厳冬期4回敗退している第三尾根

一般道最難関と言われいる西穂〜奥穂間

稜線から杓子平に降りる道はショートカットの旧登山道。
下降口は、抜戸岳手前の岩場で出だしの雪渓は若干斜度があるけど、クライムダウンするまでもなく前向きに下れました。

下降場所を上から見たらこんな感じ。写真では伝わらない高度感(笑)

ショートカットしたら杓子平まであっという間の到着。
笠新道は苦痛で、早く下山したいと思って下る途中、水もなくなった。

なんか手足が痺れるな??って思いつつ下山したんやけど、登山口の車道が目の前に見えとるのに意識が飛びそうでふらふら。
ふらふらしながら登山口の車道に出て、数歩歩くと意識が飛んで座り込んでしまった。
そして、気が付けば寝て(意識が飛んで?)しまった。

水を分けてもらって、登山口から10分のところにある水場まで荷物を担いでくれたので、一息つくことができた。
熱中症か脱水症状かわからんけど、全身が痺れてヤバいなって思った。

今思えば、雪を融かして水を作らなかったこと、途中何度もある雪渓で雪を口に入れなかったこと等、反省点がたくさん。

次からは絶対にこんなことしません!

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