前回、”ひぐまの痕跡!廃墟の番屋!マジ怖いんですけど!”はここをクリック。
翌朝と言っても、寝たのはたったの2時間程度なんやけど、カラフトマスの釣り人が渡船を使って、二本滝の番屋に上陸したので、騒がしくてもっと前に目が覚めた(笑)
▲ささっと、ご飯を食べて準備する。
6時ごろ出発。
▲早朝からカラフトマスを狙う釣り人。
▲河口では、カラフトマスがたくさん。
カラフトマスは手でも捕まえられるのに( ´∀` )
▲こんな感じで( ´∀` )
この行為は、ダメですよ!詳しくは、こちらを!
▲飲み水が尽きていたので補充。
川はたくさんあるんやけど、カラフトマスが遡上していて、その死骸でめっちゃ生臭いんです。
でも、先が滝になっている川はカラフトマスが遡上できないので、ろ過して補充します。
▲念仏岩。渡渉で抜けることができるかな?って思ったけど、深い割れこみがあり渡渉できなかった。
▲どこから登るんやろ?って探したけど、なかなか見つからず、、、。
そんな時は、いったん離れてみてみましょう。
きっと見えてくる(笑)
▲ここも落ちたら即死です。
▲高巻きで越えるとFIXロープが残置されていた。
▲斜度は大したことないけど、草が滑るので要注意。
念仏岩からカブト岩の間にも小さな港がありました。
この港で、休憩して、いよいよ最後の難関カブト岩に向かったんやけど、ルートが読めない。
へつりかな?って思って突端を回り込んでも行けそうにない。
▲仲間の『直登しよう!』って案で突破することにした。
これがなかなか大変で、ガバが多いんやけど、脆くてすぐに剥がれるんです、、、。
30m程直登して、草付きの急斜面を登り切ってから、後方の2人を確保するためにロープを出した。
▲『こわかったぁ~』って、放心しとる(笑)
▲草付きの斜面をひたすら登る。
▲よくあんなところを直登したな。
▲カブト岩からの下降路は、心地悪い。
ゆっくり慎重に降りたらどうってことないけど、足元は砂地なので、登山靴などグリップの高い靴の方がいいと思う。
▲ごつごつした浜を抜けると、
▲砂浜になり、最終目的地の知床岬まで、あと1時間程度。
▲あと30分くらいかな。
この辺からみんなニタニタ笑いだす(笑)
▲打ち上げられたクジラの背骨。
▲ここを登ったら、知床岬に上がれます。
▲遠くには灯台があります。
▲知床岬の看板?を探したんやけど、結局見つからず。
めっちゃ疲れたし、危なかったし、怖かったのに、到着したらみんなヘラヘラ(笑)
岬での滞在は約20分。
帰りの道中で、さっきまでなかったヒグマの足跡がっ!!
まっすぐ、同じ方向に向かって歩いとる(´・ω・`)
▲この足跡見て、『これは小さい熊ですね』って。
▲この足跡、小さい熊か??ホンマか??
▲居ったっ!ヒグマやっ!!カラフトマス捕まえて食べとる!
てか、だれやっ!
『これは小さい熊ですね』って言ったやつ!
▲めちゃくちゃデカぞっ!
ヤッバッ!!
泳いどる!泳いどるぞ!
「いざとなったら海に逃げよっ!」とか話してたけど、もはや意味なし( ´∀` )チーン
海に入って、カラフトマス捕らえて食べて、陸に上がってカラフトマス食べて、冬眠に備えるヒグマ。
いつまで経っても通れない俺たち。
少しずつ距離を詰めようか。って、近づくとヒグマが俺たちと同じ進行方向に向かった歩き出した。
数十m距離を保って、後ろを付いていく。
▲ドローンで空撮してみた。
▲茶褐色の大人のヒグマ。
大きな岩浜に差し掛かると、さすがに近づけへん。
岩の裏にヒグマがいたら怖いやん。
この緊張感、前夜にも経験したなっって思いながら、遠目にヒグマを捉えて付いていく。
ところがっ!
ふっと、ヒグマが消えた。
海にも、崖にも、どこにもヒグマが居らへん、、、。
なんで??
なんでなん??
ヒグマが居らへんから、帰れんようになった。
どこに居るか分らんのに、不用意に動けへん。
熊スプレーを構えて、辺りを調べたけど、見つからず。
そのまま、カブト岩に登り返して、
▲カブト岩の、てっぺんから、知床岬を眺めて。
▲来た道を帰る。
カラフトマスの遡上、ウニ、恐怖の番屋、クライミング、渡渉、へつり、深夜の行動、高巻き、すべてがオンサイトのルートファインディング、エゾ鹿、キタキツネ、干満を計算した行動。
全てが大興奮の知床岬海岸トレッキングで、唯一欠けていたヒグマと最終日に遭遇。
知床岬に到着したときに、ヒグマに遇わなかった事だけを残念がって、口にしとったのに、最後の最後にヒグマに遇えると言う奇跡♬
このヒグマに遇ったことで、俺たちの大冒険は完ぺきなものになった。
いやぁ~、楽しい大冒険でしたっ!!
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