ついに姿を現したシウラ・グランデ。カルアコチャBC到着!

今日は、どんなにゆっくり歩いても約5時間でカルアコチャ・ベースキャンプ(BC)へ到着するらしい。

朝食は正直きつかったが、これからの行動を考えると食べないわけにはいかない。無理やり胃に詰め込んで、9時にハンカキャンプを出発した。

仲間は相変わらず軽快なペースでどんどん先へ進んでいく。
一方の私は、今日はBCまでしか歩かない。時間に追われることもないので、自分のペースでゆっくり歩くことにした。

BCが見下ろせる。

はるか先で仲間が休憩している。

道は緩やかな登りが続き、約3時間で峠へ到着。

そこから先は緩やかな下りとなる。

しばらく歩くと、遠くに雪をまとった山々が姿を現した。

「どれがシウラ・グランデなんやろ?」

最初はまったく分からなかった。

しかし、カルアコチャ湖が見えてきた瞬間、その位置関係からシウラ・グランデがすぐに分かった。
その姿は、写真で見ていた以上に圧倒的だった。

「いかつすぎる……。」

その一言しか出てこない。
本来なら、このまま山の取り付き近くまで下り、アドバンスド・ベースキャンプ(ABC)を設置したいところだ。

しかし、このエリアは土地の権利関係が複雑らしく、ABCの設置どころかロバを入れることも認められていないという。
そのため、カルアコチャ湖畔のBCから毎回アプローチすることになる。

湖が見えてからも、ベースキャンプまでは意外と遠い。

歩いているうちに周囲から人の姿が消え、

「さっき見えていたBCはどこや?」

と不安になってきた。

すると前方からアリエロ(ロバ使い)がやってきたので、

「オーデルはどこ?」

と尋ねると、

「俺がオーデルだ。」

まさかの本人だった(笑)。

「この石垣を越えればBCだ。」

そう言われて石垣を越える。

しかし、オーデルはロバを連れてどこから現れたのか最後まで分からなかった。

ようやくベースキャンプに到着。
……と思ったものの、テントが見当たらない。

「かたやん!」

仲間に声を掛けられて、ようやく自分たちのテントの場所が分かった。
近づいてみると、テントは決して平らとは言えない場所に設営されている。

周囲にはもっと平坦な場所もある。
理由を聞くと、この区画でテントを張れば、近くに住むおばちゃんが留守中も見守ってくれるらしい。

なるほど、そういう事情なら納得だ。
そして、このベースキャンプで驚いたのが一軒の小屋だった。
見た目は年季の入った質素な建物なのに、中身は意外にもハイテク。

Wi-Fiが使え、ソーラーパネルによる充電設備まで備わっている。

料金は、

Wi-Fi:1時間20ソル(1,000円)
モバイルバッテリー(30,000mAh程度):50ソル(2,500円)

とのこと。ただし料金は時期や気分によって変わるようだ(笑)

そして、この日一番うれしかったのは仲間からのひと言。

「明日は休養日にしよう。」

その言葉を聞いた瞬間、心の底からホッとした。

双眼鏡を使って、ルートの弱点を探す。

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