前回、八ツ峰下半はここをクリック。
今回は、5、6のコルからのスタートです。
季節や天気がいいので、軽量化にチカラを入れました。
とはいっても、コースタイム通りなんですけどね(笑)
あたりまえなのですが、長次郎谷の雪が減っていました。
コースタイムで5、6のコルに到着しました。
時期的に陽が高いので6峰を行けるところまで行くことにしました。
前回、いろんな要因が重なって大幅に時間を要したという失敗もあるので、今回は行けるところまで詰めることにしました。
因みに6峰ではテント設営は出来ません。
テント張るなら5、6のコルまたは、熊岩上部です。
今回の私たちはテントを持たない寝袋だけのスタイルです。
なので、横になれるスペースさえあればどこでも寝られるのです♬
6峰はAフェースからDフェースまであり、八ツ峰ルートだけでなく側面をクライミングすることもできます。
6峰Dフェースの頭で薄暗くなってきたので今日はここで終了です。
6峰ピークは目の前でしたが、Dフェースの頭から短い懸垂下降の後、登り返し先に進んでも寝床が確保できないこと、日が暮れて行動が遅くなることを考え、先に進むことをやめました。
夜中目が覚めたのですが、目の前に天の川が”ドーーン!!”って見えてめちゃくちゃ綺麗でした。
翌日も天気が良く、これから進む6峰から8峰、八峰ノ頭が見えました。
順調に進み、とうとう8峰をとらえました。
8峰はコルから三ノ窓側にトラバースしてから凹角の弱点を突いて登ります。
8峰ピークはやや広くしっかりしています。
▲8峰からの懸垂下降は一旦小さなコルに降りて登り返し、続けて懸垂下降で降ります。
8峰の懸垂下降着地点から池ノ谷乗越まで行けますが、順調に進めたので八峰ノ頭も登攀しました。
最初は、ロープで確保した方がいいかな?って思ったのですが、取付いてみると弱点ついて登攀できました。
6峰から八峰ノ頭まで登りでロープを出すことはありませんでした。
▲頭手前の最後のひと登りです。後ろには登ってきた峰が連なって気分がよかったです。
八峰ノ頭から池ノ谷乗越まで懸垂下降でも降りてもいいのですが、クライムダウンで降りた方が早いと思います。
その後、池ノ谷乗越から北方稜線を進んでいきます。
スイス遠征前にいい調整ができました。
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