元々、伯耆大山三鈷峰北西稜と天狗沢を予定していたんやけど、暖冬の影響もあり各種懸念があり中止となったので、ずっと行きたい山域である後立山に行くことにした。
この山域は素晴らしい。
昨年は爺ヶ岳と、鹿島槍に入域したが荒々しい山容に見とれてしまうくらいかっこいい!
今回の目的地は、唐松岳の隣にある不帰岳。
この不帰岳は一峰から三峰まであって、それぞれの峰には豊富なルートがたくさんある。
三峰には平行に並ぶA~C尾根があるけど、今回はC尾根を選んだ。
楽しみでワクワクするけど、とにかく遠い。遠すぎる。
関西から約7時間、、、。
3時半、八方スキー場駐車場に到着。
駐車場代は1泊1,000円。離れたところに無料駐車場があるんやけど、長距離を運転して歩きたくなかった。
ゴンドラチケットの購入には登山届の提出が必須。
せっかく並んだのに登山届を書くために振り出しに戻される人がいた。
片道3,300円なんやけど、障がい者割引きで半額はありがたい。
往復買ってもよかったけど、翌日の下山がどうなるか分からないこともあり、とりあえず片道を購入した。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ終点まで行くと「片山さん」って、いろんな声を掛けてもらえた。
毎度思うねんけど、ありがたいことです。
今日は、唐松岳山荘に行くだけで急ぐこと必要もなく、のんびり支度した。
今日、明日と天気がいい予報でとにかく登山者がめちゃくちゃ多かった。
さすが、人気の高い山!
左手には、鹿島槍北壁が見えた。
しばらく歩くと、目の前に3月に予定している一峰尾根が見えた。
これを登攀できるのか??ってくらい長い尾根で興奮する。
そして間もなく、三峰が見えた。
A~C尾根も平行に並んで楽しそうでワクワクする。
この山域は情報が少ないので、登攀ギヤはほぼフル装備。
カム、トライカム、ヌンチャク、スノーバー等々、かなりの重量で堪えるが調子はええ感じ。
一方、みゆきんの調子がイマイチでペースが遅い。
13時過ぎに山荘に着いたけど、みゆきんはかなり後方(笑)
このまま偵察に行きたかったけど、まずはテント設営。
テントを張って、明るいうちに夕食を摂ったらまあまあええ時間になってしまったので、偵察止めて寝ることにした。
翌日、予定通り2時に起きたけど、やや風が強く初めての山域と言う事もあり出発を遅らせることにした。
1時間後も変わらず、2時間後も変わらず、帰りの7時間なども考慮して、タイムリミットで登攀は中止とした。
テントを撤収して唐松岳に登り、不帰岳を双眼鏡で偵察した。
三峰A~C尾根への下降路は、山荘前のコルから直下降が良さそう。
唐松岳を越えてコル手前を降りるのも良さそう。
この山域はしばらく通いそうな予感がするので、念入りに偵察して下山。
下山時もたくさんの方に声を掛けていただきました。
ありがとっ!
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